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令和7年3月17日発行 第3543号 掲載

卵殻膜由来の肥料を発売/ENEGGO

 ENEGGO(株)(下浩史社長・佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2842の2)は1月、卵殻膜由来の有機配合液肥「オーガナブル」の20キロタイプを農業栽培用として発売した。同製品は卵の薄皮「卵殻膜」から、作物の生育や成熟に欠くことのできない18種類のアミノ酸を抽出し、窒素、リン酸、カリの3要素を加えた有機配合液体肥料。灌注散布と葉面散布のいずれも使用できる。
 特徴として、吸収性の良い低分子アミノ酸の補給により、根張向上、生長促進、天候不順に強く抵抗力が向上するなどが期待できる。液体なので使いやすく、環境にもやさしい肥料だ。バリエーションは、用途に応じて窒素、リン酸、カリの配合を変えた3種類。
 また、これに先駆けて一般用の「すべての家庭園芸用」「観葉植物用」「バラ・花用」(各800ミリリットル)の3種類をホームセンターなどで発売している。同タイプのボトルにも卵殻の炭酸カルシウムを樹脂と混合して使用。これまで廃棄されてきた資源を活用し「アップサイクル」することで新たな利用価値を見出した。
 同社は、卵殻からチョークやロージンバッグなどを製造販売している(株)グリーンテクノ21(佐賀県佐賀市)を母体としている。独自のネットワークで日本各地の割卵工場から排出される卵殻を回収することで原料を調達し、同社の特許技術を用いて水に溶けにくい性質の卵殻膜を可溶化、アミノ酸に分解し抽出することで液体肥料を開発した。窒素、リン酸、カリを含んでいるものの、卵殻膜由来の有機アミノ酸を用いることで、今後の化学肥料使用の低減につながるのではと同社では期待を寄せている。
 ▽製品問い合わせ=同社TEL0955・25・9595

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