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令和7年3月17日発行 第3543号 掲載

高耐滑性の安全靴発売/福山ゴム工業

 福山ゴム工業(株)(松岡伸晃社長・広島県福山市松浜町3の1の63)は今年から、耐滑性に優れる安全作業靴「シティーハンター」を本格発売した。ローカットの#300とハイカットの#800の2種類がある。とくに靴底の部分には、垂直な窓や壁を難なく直登していくヤモリ(英語でgecko)の足裏構造を参考に独自開発したソールGG360(型式はグリップのGとgeckoのGを組み合わせた)を採用、360度全方向にグリップ力を発揮する究極の安定感を有している。
 松岡社長は、林業機械などを製造・販売する(株)諸岡(諸岡昇社長・茨城県龍ヶ崎市)のサプライヤー組織・諸岡協力会の副会長を務めており、取引関係から同製品の本格導入第1号となった諸岡では、本社工場やデモセンターの従業員に「シティーハンター」を支給した。
 工場内では区画を仕切るために床に色付けを施しており、雨天時など床が水濡れしている際は滑りやすく、また、車両の組付けで機体上を移動する、床と機体の上を行き来する場合も鉄板上で足元が滑りやすいといった安全上の課題があったが、同製品を履くことで、そうした懸念を解消。作業に当たっている社員は、「この安全靴はフィット感がいいし、滑らずに足元をしっかりグリップして安心感もある」と話し、また、製造部門を管掌する若井光浩常務は、「安全確保の観点から同製品を採り入れ、現場から大変いいという評価を聞いたので、私どもの取引先にも推奨したい。農林業機械のメンテナンスなどに当たっている販売店にも最適な製品ではないかと考え、各方面に紹介したいと思っているんです」と。
 福山ゴム工業は、履物部門と、農業機械、建設機械、車両関係などのメーカーと取引のある工業用品の2部門体制で事業を推進しており、履物部門の担当者は、工業用品部門担当者とも連携し拡販を図っていくほか、農機、建機の流通に関わる企業にも対応していきたいと今後の実績アップに意欲をみせている。
 同社の履物商品は、長靴、安全靴、作業靴からなり、メーンの長靴では最初に内部にメッシュ素材を用いて破れにくくした「ジョルディック」、作業靴ではファスナー付きハイカットやミッドカットを揃える「親方寅さん」など、技術力を活かした知名度の高い製品を生み出しており、今回の「シティハンター」でも360度のブリップ力で新たな需要の波を捉えていく考えだ。
 同製品はローカット、ハイカットの2種類で、カラーはグレー、ブラックの2色。サイズは25、25・5、26、26・5、27、28センチ。安全性を表すJSAA規格では、かかとの衝撃エネルギー吸収性の性能は吸収エネルギー20J以上、耐滑性を示す動摩擦係数は0・20以上。
 問い合わせは同社シューズ販売課=TEL084・920・7111。

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