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令和7年3月17日発行 第3543号 掲載

農業女子が輸出取り組み/農林水産省が最終報告会

 農林水産省は3日、Webにて「GFP×農業女子PJ輸出伴走支援プログラム」最終報告会を開催した。これは農林漁業者・食品事業者の輸出の拡大を支援する「GFP」と女性農業者の活躍を支援する「農業女子プロジェクト」が連携して昨年10月から実施してきたもので、農業女子メンバーがGFPによる輸出伴走支援を受けながら実践的な輸出知識の習得・ネットワーキングを構築するとともに、実際に輸出等に取り組んできた。今回はその成果報告として、(1)ドバイ・シンガポール等の小売・外食向けに青果物等の輸出を目指すコース(2)香港ECサイト向けの輸出を目指すコースについて、取り組みの概要や今後の方針が説明された。
 開会にあたり挨拶した同省大臣官房審議官(兼経営局)の勝野美江氏は本事業に参加した全ての農業女子メンバーと協力した関係者に謝意を述べ、約5カ月でどこまで想いが実現したか、想定以上も以下もあっただろうが、今回を契機に事業計画を見直してさらなる発展を目指してほしいと期待を寄せた。
 その後、プログラムの総括や報告が行われた。それによると、今回は、輸出の一歩目として小ロットでも輸出しやすい販売チャネルとして高級外食やECを選定したうえで、GFPのパートナー商社と連携したテスト輸出プログラムを実施。(1)は輸出意欲の高い農業女子メンバーで青果物の小売り以外の販路確立を目指してチームを組成し、シンガポールやドバイ、香港、ブルネイなどの高級外食店やホテル向けの輸出に成功した。果物のスイーツメニューの開発・農業女子ブランドのPRも実施。輸出成功のポイントとして、▽農業女子は商品ラインアップが多いのが強み▽1カ月前には「いつ・いくらで・何を・どの品質で・どのくらいの量」を輸出できるのか伝える▽商品サンプルを送ると良さが伝わる―などが示された。同チームではメンターの(株)大吉農園が中心となり、継続取り組みも検討しているという。
 また、(2)ではメンターを務めたオイシックス・ラ・大地(株)がテスト販売用ECとして農業女子メンバーの顔写真やコメントを前面に出した農業女子特設サイトを開設し、日本語・中国語で販売を促進。多数の商品についてサンプリングを配布し、商談や取り扱いを進め、旧正月ギフト用販売なども行った。現地社員や消費者の生の声をフィードバックして、値付けなどのビジネス作法なども共有したという。一方で、今後の輸出成功に向けたポイントとして、▽商品の価値とそれに対する対価を正しく理解する▽価値と対価の実現に向けて価格努力を続ける▽6次化商品の販路拡大で差を生むのは営業力―などがあげられた。
 その後、参加した農業女子による振り返り及び、農林水産省輸出・国際局輸出産地形成室長・大橋聡氏による挨拶、個々の農業女子へのフィードバックが行われ、農業女子たちは今後の取り組みに意欲を高めていた。

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