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令和7年3月3日発行 第3542号 掲載

新型色彩選別機SCS-40SⅢを発売/静岡製機

 静岡製機(株)(鈴木直二郎社長・静岡県袋井市諸井1300)の乾燥・調製用機械が堅調に動いている。昨年来の米価格上昇に刺激された生産農家の機械投資意欲は、今年に入ってからも衰えをみせず、各地で開かれている春の農機展でもその関心のほどは各所で見受けられる。同社は3月から新型の色彩選別機「SCS―40SⅢ」の発売を開始しており、高温の影響で品質低下が懸念される生産現場からは、従来以上に色彩選別機を求める声が大きく、同機の受注も活発とのこと。今年の商戦では引き続き積極的に販促活動を推し進めていく。
 3月から出荷を開始した色彩選別機「SCS―40SⅢ」は、好評を得たSCS―40SⅡのモデルチェンジ機で、4インチ籾すり機に対応できる処理能力はもとより、選別性能と歩留まりをさらに向上させ、また、様々なレイアウトに対応できる設置性、操作性の向上、メンテナンス労力の低減をそれぞれ達成、新たなスタンダードモデルと位置づけられている。
 同機の選別対象はうるち米ともち米、また、オプションで黒米にも対応する。前・後・透過カメラの3つのカメラで同時に検出するトリプルカメラシステムを採用。反射光で見る「着色粒」、透過光で見る「白未熟粒」を別々のカメラで検出し、着色粒と白未熟粒を同時に選別しても検出能力は落ちない。さらに不良箇所が米粒のどの位置にあっても米の中心位置を検出する「中心検出システム」を搭載。不良箇所の位置ではなく米の中心を狙ってエアを噴射することで、ロスを抑え歩留まりの向上を実現した。
 これらの機能をベースに、従来機と同様の40レーン溝シュートを採用。内部滞留のないオール一次選方式で、不良米混入率の高い玄米にも安定した処理能力を発揮し、不良混入率10%という負荷の高い状況下でも最大処理能力1・5トン/時の高いレベルを維持することができる。
 ほかに(1)緑色と赤色の2色発光するLED光源を採用し、青米選別しない時は緑色光源、選別する時は赤色光源を使用と、状況に応じた選別を可能にしている(2)籾すりラインの流れ方向により、良品排出口に装着されているエルボの方向を変えることが可能になった(3)大きく操作のしやすい7インチタッチパネルを採用。操作は直感的に分かりやすい(4)選別室内、昇降機下部およびケース、背面パネルなど、清掃メンテナンスの時は工具不要で分解が可能―などの特徴がある。
 電源は単相100ボルト770ワット、処理能力は1500キロ/時(不良混入10%時)。メーカー希望小売価格は税込みで262万4600円。
 国内農機市場は、昨年来の米価格上昇による農家の機械投資気運が続いており、各機種とも良い流れに乗っている。他方、高温影響による米の品質低下を懸念する農家は、選別精度を上げるために色彩選別機の導入、上位機種への更新に積極的で、受注対応に追われる話も出ている。これらの市場背景を踏まえ、同社は新型色彩選別機の推進に一層の力を加えている。

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