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令和7年3月3日発行 第3542号 掲載

3社の開発供給計画を認定/農林水産省

 農林水産省は2月27日、スマート農業技術活用促進法に基づく開発供給実施計画を認定した。今回は(株)ほくつう(石川県金沢市)、ドローンプロフェッショナルサービス(株)(千葉県市原市)、カワサキ機工(株)(静岡県島田市)の3事業者の計画が認定された。これにより、認定された同計画は累計8計画となった。
 計画概要をみると、ほくつうは中山間地域等においてインターネットを介さずとも利用可能であり、低コストで導入可能な自動水管理システムについて、正確な水位測定を通じて自動給水・止水を行い、更なる労働時間の削減を図る無線化ユニット開発及び供給する。 ▽ネットを経由しないため、回線不具合が発生しても確実に給水制御が可能▽均平でない圃場でも、正確な水位測定により灌水が可能―などの特徴がある。同技術による生産性向上の効果は、「農作業共通」のうち「センシング結果等に連動した水管理作業の省力化に係る技術」により労働時間20%削減に資する技術(水田の水管理に係る労働時間の削減)。
 ドローンプロフェッショナルサービスは、急傾斜地における果樹の防除作業が可能となる、ドローン用高圧噴射システムの開発及び当該システムを搭載した自動航行ドローンを活用した農薬散布作業の受託サービスを提供する。▽急傾斜地でも自動航行により農薬散布▽高圧噴射システムにより、高度を維持しながらも、農薬の拡散を防ぎ、樹冠下部まで散布可能―の特徴がある。同技術による生産性向上の効果は、「果樹・茶作」の「除草及び防除」のうち「急傾斜地の不整形な園内における自律走行除草機等の除草作業の省力化に資する技術」により労働時間80%削減に資する(有機栽培茶の除草作業に係る労働時間の削減)。
 カワサキ機工は、有機栽培茶向けの栽培管理システムと連携した蒸気による防除・除草作業を可能とする乗用複合管理機の開発及び供給を行う。同機は蒸気を畝間に吹き付けることで畝間の雑草を枯死させるもので、位置情報や作業時間、散布蒸気温度などの作業記録は栽培管理システムに送られ、次回の作業時にフィードバックを受ける仕組み。同技術による生産性向上の効果は、「果樹・茶作」の「除草及び防除」のうち、「急傾斜地等の不整形な園内における自律走行除草機等の除草作業の省力化に資する技術」により労働時間80%削減に資する。
 いずれも計画の実施期間は5年間。今回の計画認定により、スマート農業技術の開発及び供給を通じて活用が促進され、農業の生産性が向上していくことが期待される。

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