2025農機商戦が本格始動、先進技術をアピール

春の農機展が各地で開かれ、2025商戦が活発に動き始めた。コロナ禍が明け、イベントは従来同様にもたれるようになったが、展示内容、推進重点項目には大きな変化がある。それは農業現場の現況もしくは今後を見越した技術対応であり、先進技術の提案になる。大規模営農で求められる省力化・省人化、作業のスピードアップ、適期作業にかなう栽培体系の採用と見合う機械化支援、そして作業の手を止めないための確かなアフターケアなど、これまでと同じ信頼の絆を元に、より高度な営業の腕をふるう年となる。昨年来の「いい流れ」を保ちつつ、実績の上積みを図りたい。
1、2月に各トラクタメーカーが開催した流通関係者との全国会議を経て、春の展示会シーズンを迎え、2025商戦が本格的にスタートした。昨年後半からの米価格上昇をバックに、農機に対する農家の投資意欲は久方ぶりに熱を帯び、乾燥機や調製機などの米に関わる秋商品はもとより、様々の機器が活発な動きをみせている。
今年の市場攻略に当たり、各グループが掲げた重点事項をみると、共通のテーマが盛り込まれており、1つは大型化する営農への対応。農業現場の人手不足を背景に、できるだけ省力的、効率的に作業を進めたいとの要求は間違いなく高まっており、機械の大型化あるいは作業精度を高いレベルに保ったままいかに作業速度をあげるか、こうしたニーズに応える機械技術の提供がキーポイントになる。加えて、技術的に未熟な従事者でも一定レベルの作業がこなせる体制を築くため、また、増加する管理圃場の効率管理を支えるためにも、スマート農機の採用にはさらにドライブがかかるとみられ、そうした先端技術の推進力が2つ目のテーマとなる。
すでに各地で実施されている農機展では、昨年来のいい流れを持続させるとともに、前述の農業技術の組み換え・再構築の取り組みをどのように牽引し支援していくかに重点が置かれていることが分かる。代表的なのは、トラクタの大型化・自動操舵の採用、プラス推進する作業機の変化だ。従来からのロータリ、ハローでも作業速度の向上に着目した開発が進んでおり、一方では、ディスクハロー、パワーハローといった牽引式作業機をアピールする場面が格段に増えた。有数の稲作地帯でも直播が見直され、適期作業や省人化の観点で直播と移植の組み合わせを検討する経営体が増加する中で機械化の体系も再考されている。
その他、稲作・畑作・野菜作の複合経営、自給率アップの一環となる耕畜連携の推進、施設化など、まさに農機商いの軸足は、変化対応に置かれている。商売の種は現場にある。先行きを見越した農機ビジネスを確立していきたい。









