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令和7年2月24日発行 第3541号 掲載

大型・先端技術で記念展/ISEKI Japan関東甲信越

 (株)ISEKI Japan関東甲信越カンパニー(瀧澤雅彦カンパニー社長)は14~16の3日間、阿見町(茨城県)の同カンパニー本社敷地内で「大型農機展 ISEKI Japan合併記念アグリフェスタ」を開催した。大型・先端・畑作・環境などの同社グループが掲げる主要ターゲットに即した製品群を敷地いっぱいに並べ、会期中はおよそ5000人の来場農家に最新技術情報を発信した。
 駐車場からバスで入場した参観者は、受付後、まずトラクタBF32の出迎えを受け、通路左列に大型のビッグTシリーズT8S(305・9PS)~ジアスNT365(36PS)、同右列に小型のZ153(15・6PS)~レスパ5シリーズRTS255(25PS)と、合わせて50台ほどのトラクタ通りを経て、大型作業機、圃場実演、試乗コーナー、スマート農機デモコーナーなどに移動する会場構成とした。
 ビッグTシリーズの200PS以上・超大型機を目にする機会が少ない関東地域の農家の中には、座席に乗り込んでビッグの感触を味わい、スマホにその威容を納める向きもあった。また、今回初めて設置した模擬整備場のコーナーでも海外仕様の大型トラクタなどを置き、本州地区にも大型化の波が寄せてきていることを実感させた。
 同社担当者は、茨城県ではまだ200、300PSクラスの普及は少ないとしつつ、多目的に使え季節性の少ないトラクタの動向が実績全体を支えると強調、2025年市場におけるトラクタ拡販への意気込みをみせた。加えて中型に当たるBFシリーズについては、名称ばかりでなく真の性能、機能を理解してもらうための活動はまだまだ進めていかなくてはならないとして、今後さらに実演会などに力を入れていく考えだ。
 先端技術に関しては、スマート農機関連でアイガモロボ2、ザルビオフィールドマネージャーの施肥マップに連携した田植機、トラクタ、各社の自動操舵システムなどを紹介し、実演では、初日午前はロボット田植機の動きを説明した。
 今回のイベントの特徴の1つに、畑作、野菜作関連機械の充実があげられる。耕作面積の大規模化に伴い、作業のスピードアップや作業精度の向上ニーズが高まっているのに応えて、ディスクハロー、パワーハロー、レーザーレベラーをはじめ稲作用でも高速作業をうたう機種展示が目を引いた。また、野菜作機械コーナーでは、畝成型機、畝成型同時マルチ、掘取機などの圃場作業に供する機械から調製、洗浄に至る様々な製品が揃い、地域の特産品ニーズに対応し、きめ細かさで実績を作っているメーカーの声も聞かれた。
 他方、連日5、6課題の情報を提供した講習会では、初日午前の「SDGsとスマート農機」と題する公開講座(茨城大学農学部と井関農機などとのコラボ、1回のみ)を皮切りに、新型の低価格自動操舵、ショート・ディスク、アイガモロボ2、脱プラ水稲一発肥料、Jクレジットなど、広範な話題を盛り込み、農家の営農に資した。
 このほか、田植機、コンバイン、管理機、稲作用の春・秋製品と、100社を超える協力企業の出展を得て、常にも増して多種多様な商品が揃い、稲作関連コーナーでは、米価格上昇に伴う農家の機械購買意欲の盛り上がりはまだ続いている、色彩選別機はオーダーに応え切れない状況といった声が聞かれた。こうした時流に沿って、会場では需要づくりに向けた「新生ISEKI」のエネルギーが各来場者に照射され、イベント後は各営業所単位のフォロー活動に熱が込められていく。

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