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令和7年2月24日発行 第3541号 掲載

V溝直播機用補助ホッパー/鋤柄農機が発売

 鋤柄農機(株)(鋤柄忠良社長・愛知県岡崎市矢作町字西林寺38)の不耕起V溝直播機は、高速作業で大面積の播種が可能なため、担い手や大規模農家から好評を得ている。このたび不耕起V溝直播機に装着する補助ホッパーを新たに販売した。種籾や肥料の積載量が3倍に増加し、無補給で播種できる面積が大幅に広がったことで、効率化、省力化へのさらなる貢献が期待されている。
 同機は愛知県農業総合試験場が開発した、水稲の不耕起V溝直播栽培を行うことができる。
 V字型の溝を切り、種籾と肥料を同時に播くことで育苗と田植え作業を省略でき、中干しも不要となる省力稲作技術。移植栽培に比べ労働時間の30%削減や、作業期間の分散ができることから、栽培面積の規模拡大が可能となるため、担い手や大規模農家を中心に導入する人が増えている。
 冬季に耕起、代掻きした後に乾田化し、春先に種籾と専用肥料を直播する。ロータリー軸に作溝輪を20センチ間隔に装着して、強制駆動でV形の播種・施肥溝を切る。中央部に設けた接地輪で播種・施肥部を駆動するため、作業速度が速くなっても播種・施肥量は変わらない。播種・施肥量の調節は横溝ロールの開度調節で行い、種子・肥料はV溝に播種ホースで案内し混合されたものを播く。覆土はチェーンの端末に付けた重錘をV溝の上を引きずってV溝内に少量の土を落とす。播き終わりの工程で条数の端数が生じた場合は、重複する条数の種子・肥料の繰り出しを止めることができる。V溝の深さが保たれている間は、鳥害を抑えることができる。
 オプションの補助ホッパーは、種籾や肥料の容量を3倍に増やすことができ、ステンレス製でサビに強い。これまでより広い圃場を、無補給での播種作業が可能となる。
 〈補助ホッパー仕様〉
 ▽容量(10条用/12条用)=種籾(102・1/123・2リットル)・肥料(170・5/204・1リットル)
 ▽積載重量=種籾(63・3/75・8キロ)・肥料(125・3/150キロ)
 ▽本体+補助ホッパーの種籾と肥料の合計積載重量=292・9/350・9キロ
 ▽本体+補助ホッパーの無補給播種可能面積=種籾(134・3/161アール)・肥料(99・5/119・1アール)
 直播栽培は全国各地の展示会で「今話題の直播栽培」と紹介され、講習会が開催されている。どこも立ち見が出るほどの盛況で、多くの農家から高い関心が寄せられている。

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