安全作業実現へ講習会/林業機械化協会

一般社団法人林業機械化協会(島田泰助会長)は、令和6年度の「林業・木材産業作業安全講習会」を昨年12月2日の山形会場を皮切りに同月19日に大分県大分市、そして今年に入り1月22日に徳島県徳島市の全国3カ所で開催し、改めて林業・木材産業における安全対策の徹底、実践の必要性を確認するとともに、地域で進められている安全対策のあり方を共有するなど、防災への意識を高めた。また、現場に求められるリスクアセスメントへの取り組みや導入進む大型ドローンへの対応の仕方など、これからの施業に役立つ安全情報を提供し、参加者から高い評価を得た。
林業・木材産業作業安全講習会は、林野庁の令和6年度補助事業である「林業・木材産業全国作業安全運動促進事業」の一環として行われたもの。林業ばかりでなく、木材産業の労働災害防止に資する取り組みとして実施された。
昨年12月2日と19日に山形市の山形テルサと大分市の大分県労働福祉会館ソレイユで開いた安全講習会は、林業事業体や森林組合を対象として実施したもの。今年の1月22日に徳島市の徳島県木材利用創造センターで開催した安全講習会は木材産業を対象として行い、安全な労働環境づくりに向けて意識を高めた。
山形会場での講習会では、主催者を代表して島田泰助・林業機械化協会会長が挨拶し、この講習会が、林業労働災害防止の基本理念である「それぞれの事業場において1人の被災者も出さない」ことを目指し開かれるものだと開催意義を確認した上で「その実現に資するよう安全への取り組みを強化していく必要がある。本日の講習会が林業と木材産業の労働災害防止に大いに貢献し、より充実した安全対策を現場で推進していただきたい」と成果に期待を寄せた。
この後の講習会では、最近の林業労働災害について林野庁経営課林業労働・経営対策室の西山靖之氏が「林業の労働災害発生状況と労働安全確保に向けた留意事項」と題し話題提供したのに続き、安全対策に係る講演として(株)はぐくみ幸房の大谷栄徳氏が「大型ドローンの導入によるリアルな効果とメリット」、藤本労働安全コンサルタント事務所の藤本吟藏氏が「リスクアセスメント」、森林ヒューマン・ファクター研究所の山田容三氏が「林業安全ゲーム『チェーンソー伐木作業編』の活用」についてそれぞれ話し、労働災害防止への意識を喚起した。
続いて、地元である西村山地方森林組合が現場での労働安全対策の取組事例について発表し、改めて安全対策の重要性を共有した。









