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令和7年2月17日発行 第3540号 掲載

水素エネルギーに変換/ヤンマーHDが開始

 ヤンマーホールディングス(株)(山岡健人社長)は10日、使用しなくなった同社のユニフォームを水素エネルギーに変換するケミカルリサイクルの取り組みを開始することを発表した。この取り組みは、廃棄物管理とエネルギーの革命を目指すグローバルスタートアップ企業である(株)BIOTECHWORKS―H2(西川明秀代表取締役・東京都渋谷区神宮前6の18の3)とのパートナーシップ締結により実現した。
 日本では、年間およそ16万トンもの企業ユニフォームが廃棄されており、産業廃棄物である企業ユニフォームの適切な処理が求められている。また、産業廃棄物として焼却処理する際には、温室効果ガスが発生するため、環境負荷の低減が課題だ。
 ヤンマーグループでは、脱炭素社会の実現に向けて「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進し、環境負荷フリーの企業活動を目指している。
 昨年5月にユニフォームをリニューアルにした。そこで使用しなくなった旧ユニフォームを、適切かつ環境負荷の少ないBIOTECHWORKS―H2のケミカルリサイクルの仕組みで処理する。
 約5トンの廃棄ユニフォームから約300キロの水素生成が可能となり、通常の焼却処理と比較してCO2排出量を大幅に削減できる。生成した水素の一部は、ヤンマーの水素関連施設で実証的に使用することも検討。
 将来的にはヤンマーグループが指定管理する長居公園(大阪市東住吉区)の落ち葉や枯れ木などの廃棄物も、ケミカルリサイクルにより水素エネルギーへ変換する予定。グループ全体で取り組みを推進し、脱炭素社会の実現に貢献していく。
 両社の出会いは昨年4月に東京ビッグサイトで開催されたファッションワールド東京(RXJapan主催)。ヤンマーがBIOTECHWORKS―H2のブースを訪ね、取り組みに興味を持ったことがきっかけで、今回の締結に至ったという。
 10日、東京都中央区のYANMAR TOKYOで締結セレモニーがあり、同社ブランド部コーポレートブランド室長の八木洋介氏とBIOTECHWORKS―H2代表取締役の西川氏が締結書にそれぞれサインした。
 〈西川氏のコメント〉
 私たちの取り組みは、ヤンマーのスローガンである「A SUSTAINABLE FUTURE テクノロジーで、新しい豊かさへ」と非常に近いところがある。廃棄物から水素をつくり、水素から価値のある再生可能エネルギーに変えていく。私たちの革新的な技術によって廃棄物をゴミではなく燃料にしていくことを目指している。2050年の未来をヤンマーとともに変えていきたい。
 〈八木氏のコメント〉
 約10年前に「A SUSTAINABLE FUTURE」を掲げ、持続可能な取り組みを進めてきた。刷新したことで一気に廃棄されるユニフォームを、世の中のためにどう活用していくかを模索しているときに、BIOTECHWORKS―H2と出会い、興味をもった。わくわくする未来を一緒につくっていきたい。

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