日本大賞に447作品が出品/世界らん展2025

国内最大級の蘭の祭典「世界らん展2025―花と緑の祭典―」(世界らん展実行委員会主催)が、2月5~12の8日間、都内文京区の東京ドームシティプリズムホールで盛大に開催された。35周年を迎える今回のキャッチコピーは「春の香りとらんさんぽ」。1000種以上、100万輪の蘭が、会場を華やかに彩った。
入口で来場者を迎えたのは、10万輪の満開の蘭でつくられた「オーキッド・ゲート2025」。会場を訪れる来場者を鮮やかな色彩とほのかな香りで包み、高揚感を高めた。ゲートを抜けた先には、万華鏡をイメージし、左右の壁一面に蘭を敷き詰めた「オーキッド・アベニュー」が続く。上部に浮かぶ銀色のバルーンが鮮やかな花色を映し出し、非日常感を演出。それに誘われて向かった「幻想蘭空間」では、天井から垂れ下がるように蘭が飾られ、軟らかな照明が様々な花種の個性を際立たせた。
会場では「青の軌跡」と「レブンアツモリソウ」の2つの特別展示が人気を集めた。青い花にスポットを当てた「青の軌跡」の展示では、千葉大学が世界初の開発に成功した「第2世代青いコチョウラン」をはじめ、青いバラやカーネーションなどを開発の経緯とともに紹介した。また、日本を代表する華道家・假屋崎省吾さんや花創作家・志穂美悦子さんのダイナミックなフラワーアートや、俳優・遠藤賢一さんが出演するNHK「趣味の園芸」とのコラボレーション企画によるサボテンや着生植物の展示にも、多くの来場者が集まった。
恒例の蘭の品評会「世界らん展日本大賞」には447作品が出品され、会場にはこれらの鉢植え作品が一堂に展示された。最高賞である「日本大賞」に輝いた「パフィオペディラム ワーディー オオスミ」(曽我達朗氏作品)の周りには人だかりができ、写真撮影の行列も。同作品は「過去の同賞にはみられなかった色合い、かつ極めて優れた花形が特徴的。1輪の花が素晴らしいだけでなく、6輪も同時に開花している大株としての美しさも特筆すべき点だ」と講評された。









