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令和7年2月10日発行 第3539号 掲載

刈払機は引き続き手堅い推移/刈払機・草刈機特集

 現在、様々なユーザーの要請に応え、バリエーションに富んだラインアップが図られている各種草刈り用機械。購入する側に立つと選択の幅が一段と広くなっており、販売するサイドに立つと提案しやすい機種となる中、草刈り用機械としてこれまで推進役を担ってきた手持ち式機械である、刈払機が最近手堅く需要を獲得し、ラジコン式、インプルメント式、自走式などと並ぶ売れ筋商品となっている。
 かつて計算できる代表的な機種といわれ続けてきた刈払機だが、販売総ボリュームこそ年間70万台を超えていた一時期に比べれば減ってはいるものの、それでも手持ち式のハンドツールとしては、引き続き群を抜く需要を獲得し、安定した市場を確保している。
 刈払機は、何処へでも持ち運べるフットワークの良さに、手軽で使いやすい、価格的にも購入しやすいといった特性が評価され市場を広げてきたが、その持ち味を現在も維持しつつ、農村市場から街場までターゲットを拡充している。
 日農工の部会統計をもとに集計されている農業機械の生産・出荷実績をみても、昨年の数字は主要機種が苦戦を余儀なくされる中、出荷ベースでも国内向は前年実績を上回り推移している。
 別表の通り、2024年1~12月の刈払機の生産台数は国内向と輸出向とを合わせ82万4533台、前年比122・8%と大きく伸長。一方、出荷台数は68万4981台、同100・9%と前年実績を上回っている。
 輸出向の出荷は対前年比97・7%の18万5925台と減ったのに対し、国内向は49万9056台、対前年比102・1%と健闘している。
 刈払機部会の久保浩会長((株)やまびこ社長)が年頭挨拶で寄せた2025年の見通しでも、「スマート農業技術の普及が進み、作業負担軽減に寄与するリモコン式や自走式草刈機の需要は今後も拡大」としながら、「全体的な停滞傾向はあるものの、更新を見送ってきた需要が徐々に回復する」と今年も引き続き堅調な推移を見込む。
 そんな刈払機にとって見逃せないのが、エンジン式に替わるバッテリータイプの台頭だろう。ライトユーザーや街場のカジュアル層を中心として、低排気量エンジン式からのシフトが進んでいるという。
 一方でプロユーザー向けは、引き続き作業性や性能を重視するスタンスに変わりなく根強い需要を確保している。これまで以上に、アプローチの仕方が問われる商品となっている。

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