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令和7年2月3日発行 第3538号 掲載

環境負荷低減の見える化ガイドライン改定へ/農林水産省が検討会

 農林水産省は1月22日、都内港区のAP新橋RoomD及びWebにて、令和6年度第1回「フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会」を開催した。これは、みどりの食料システム戦略で掲げている持続可能な食料システム構築を実現するべく、フードサプライチェーンの脱炭素化の方策や分かりやすい可視化のあり方等について、令和3年度より総合的かつ幅広い視点から検討を進めているもの。
 昨年3月に、環境負荷低減の取り組みについて農産物等にラベル表示するための基本的な考え方や、算定・表示の手順を整理したガイドラインを策定し、「見える化」ラベル(愛称:みえるらべる)の本格運用を開始したことを受け、今回は主に▽同ガイドラインの改定▽畜産物の簡易算定シートの作成―について議論した。開会挨拶した同省大臣官房審議官(技術・環境)の西経子氏は、「見える化」の本格運用から9カ月が経った昨年12月時点で同ラベルの登録番号付与は576件、販売店舗は896カ所に増え、着実に広まっていると説明。本会での活発な議論に期待した。
 検討会では、まず「見える化」の現状について説明。米や野菜など23品目を対象とした「みえるらべる」が全国の小売店や外食、加工品、ECサイトなどで活用され、着実に広がっているとした。また、同省は同事業の周知を図るため、ラベルデザインの商標登録や、英語版ガイドラインの作成、ピーマンの品目追加検討、「見える化」研修会などを実施している。そのうえで、ガイドライン改定事項として、(1)等級ラベル表示とJ―クレジット制度参加の両立(2)中干し期間延長による生物多様性の影響・対策に係る記載の追加(3)等級ラベルが同省ガイドラインに基づく表示であることの記載―を検討した。
 (1)は1つの取り組みでみえるらべる(等級ラベル)とJ―クレジットを両方取得したい場合、それぞれの制度の「削減貢献量」「排出削減量」の原資が異なるため、表示に両制度を併記する整理として、互いに算定・評価を行うことを認める。また、(2)中干し期間延長により水生生物への影響が大きくなる可能性があることから、地域の実情に応じて対策を検討する旨の資料を追加記載。(3)等級ラベルは自己宣言方式であり、公認など誤解を与える可能性がある文言の表示は認められず、「農林水産省の見える化ガイドラインに基づく表示」などを明示すること―が提案された。

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