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令和7年1月27日発行 第3537号 掲載

スマート農業技術アピール/クボタ2025新商品発表

 クボタ新商品オンライン発表会は農業者が抱える課題の解決に貢献するクボタの思いを形にした各機種の特徴などを担当者が説明する形式で進められ、特にスマート農業関連の機械化をリードする同社の取り組みを強調。また、データ駆動型農業を推進するインターネットクラウドを利用した営農・サービス支援システム「KSAS」の有用性をアピールした。
 まずスマート農業関連商品として紹介したのは自動運転機能搭載の「アグリロボ」シリーズ。新しくなったアグリロボ田植機NW80SAは、圃場をマッピングした上で、自動で最適な植え付けルートを計算し、無駄のない植え付け作業を自動で進める「全面匠植え」をさらに進化させ、従来の2周回り植えに加えて、8条植えの慣行方式を実現した1周回り植え、マップ作成と同時に植え付けを行う無人自動植え付け同時マッピングの2つを追加、圃場条件に合わせて植え付け方法を選べるようにした。2年目以降はマップを利用できるため、さらなる能率アップが期待できる。
 トラクタでは、SLシリーズ、MRシリーズを購入したユーザーの半数がGS仕様を選択しているとし、今年はGSトラクタのラインアップをさらに拡充、従来の21~70馬力の品揃えを105馬力まで拡大し、28~60馬力帯のSLシリーズに関してはGS機能がより進化した。ポイント(1)は、直進作業に必要な基準線の登録方法を増やし、これまでのA―B点登録に加え、過去に登録した基準線をトラクタに記憶しそれを呼び出すメモリ機能、基準方位を直接モニター入力できる機能、進行方向に合わせて自動的に基準線を作成する「らく直アシスト」、KSAS営農コースを利用中の場合は圃場ごと、作業ごとの基準方位を自動でKSASに紐づけし翌年の作業で同じ基準方位を使える「GSリンク」―の5つとした。
 ポイント(2)は、操作が減らせる「簡単スタート」。GS開始条件が整ってから直進3秒後に自動的にGS制御がONになる機構。また、(3)高精度な位置情報が受け取れるRTK・GNSS対応。RTKに対応することで、折り返した時の隣接合わせのズレを通知・サポートする「条間アシスト機能」が利用できる。さらに(4)操作に不慣れな人でも簡単に操作できるよう音声ガイダンス、GS専用モニタ、ジョグダイヤルなどを装備し、高精度な直進作業をシンプルな操作で実現した。
 簡単に田植えができる、身体への負担が少ないなど、好評を得ているGS仕様田植機は、基準線の設定方法が増え、A―B点登録の従来方法に加え、基準方位を直接モニタに入力できる「基準線入力モード」を搭載。KSAS営農コース利用者の場合は「GSリンク」が使える。また「かんたんスタート」や通信状態が悪くても衛星を変更してダウンタイムを極小化する「新GNSSアンテナユニット」、オプションのRTKアンテナを利用すれば「条間アシスト」が使える―機能を盛り込んだ。
 自脱型コンバインのフラッグシップモデルの「DIONITH」シリーズでは、5条刈DR595、6条刈同6130にGS仕様を追加。目標物のない中割作業、倒伏作物の刈り取り作業でも曲がることなくまっすぐ楽に作業できる。GS機能を使うのに欠かせない基準線の登録方法は、A―B点登録のほか、直進キープ方位角入力、「らく直キープ」があり、圃場により使い分けながら効率よくGS機能を活用できる。
 乗用全自動野菜移植機「SKP―200H」は、クボタ初のGS機能搭載野菜移植機で、業界最高速の植え付け速度0・65メートル/秒、現行機種の約20%アップを実現。直進時はノンストップで植え付けできるので、作業能率がさらに上がり作業時間を短縮できる。40アール作業では、現行機よりも1時間早く作業を終えることができる。後方予備苗台を標準装備とし、ワイドステップの追加、リアステップの拡大で苗の補給が楽にできる。空トレイ抑えを後方予備苗台の下方に設置することで、座ったままトレイを回収・収納できるようにした。GS機能は、RTKアンテナを搭載することで高精度な直進走行を実現した。
 さらに今年は、経営規模を拡大したい、収益を最大化したい、草刈りや管理作業を楽にしたいなどの農家要望に応えられる新商品として、▽大型トラクタ「GENEST PLUS」=エンジンが進化し環境に優しく、人気のオプションである後方作業灯などを標準装備。KSASとの直接通信ユニットも標準装備▽クバンランド・パワーハロー=耐久性に優れ、厳しい土壌条件でも最適なパフォーマンスを発揮する。ラインアップは3シリーズ9モデル▽米の品質や等級が心配な稲作農家に色彩選別機「選別王」。3、4インチ籾すり機対応のKGS―40X3=不良品混入率が10%までの玄米であれば、スケジュール通りに選別が可能。
 ▽多大な労力が必要なエダマメの選別作業を楽にするえだまめ粗選別機KEDS―1R、えだまめ色彩選別機KEDS―1Cをクボタとして初めて発売=風力選別と形状選別を1台で行う(1R)、2台のカメラで莢両面を同時判別(1C)▽草刈り作業を省力化・軽労化するスイング式法面草刈機「KalMax」がモデルチェンジ=エンジン過負荷アラート機能を搭載。エアクリーナの防塵性を高めた。刈高さを従来機より10ミリ上げた設定にした▽ミニ耕うん機「菜園倶楽部シリーズ」で農家にも推奨する「Midy Smile Pro TMS400」=後進時にエンジン回転数を自動的に低下させる機能を追加、高速での後進を防ぐ。QRコードからの取扱説明書の確認が可能。

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