MENU
令和7年1月20日発行 第3536号 掲載

第58回森林・林業技術シンポジウム開催/全国林業試験研究機関協議会

 全国林業試験研究機関協議会は16日、「第58回森林・林業技術シンポジウム」を東京都文京区の東京大学弥生講堂で開催した。テーマは「人と森林のより調和した関係を目指して」。
 会の冒頭で同協議会の向川克展会長が挨拶に立ち、林業・木材産業の発展・活性化を願った。次に林野庁研究指導課長の安高志穂氏ら来賓がそれぞれ祝辞を述べた。この後、第37回研究功績賞及び第3回研究支援功労賞の表彰式があり、計15人の受賞者が向川会長から表彰状と記念品を受け取った。
 続いて、代表者による研究発表があり、北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場主査の北橋善範氏が「循環型林業の理解促進に向けたゲーム型教材の開発」と題してスライドを用いて取り組みを紹介。木の伐採は悪いことだと思っている人が多い現状を説明したのち、「伐採は悪いことではなく木材利用の森林保護につながる」という正しい認識を普及させることの必要性を強調した。
 さらに秋田県林業研究研修センター資源利用部長の田村浩喜氏が「人が利用する森林に拡大するニセアカシアとの調和を考える」、岡山県農林水産総合センター森林研究所専門研究員の三枝道生氏が「再造林に向けた少花粉種子の安定生産を目指して」、愛媛県農林水産研究所林業研究センター主任研究員の金子翼氏が「CLT建築物の室内環境評価と人への影響」と題してそれぞれ発表した。
 この他、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所の研究コーディネーター片岡厚氏が「木のエクステリアの普及(外構木質化)に向けて―経年変化を知り、活かし、調和する」と題した特別講演もあった。

カテゴリー別最新ニュース