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令和7年1月20日発行 第3536号 掲載

6年度のイノベーションシンポで新技術の開発成果/躍進2025林業機械2

 既報の通り、2月5、6の両日、2会場で行われることとなった「令和6年度林業イノベーション現場実装シンポジウム」。林野庁と林業機械化協会が主催する同シンポジウムは今回「新技術が拓く林業の未来」と題して開催。林業の安全性や生産性の向上、魅力ある産業への発展を実現させていく上で欠かせない「林業イノベーション」の現状を、林業機械開発はもちろん、現場での実証、林業経営体の導入事例などを中心として掘り下げて、技術が変える林業の未来を展望していく。
 最新の技術開発の動向や各地域における取り組みの紹介とともに、関係者の交流の場を提供していくことを目的に開催される令和6年度の「林業イノベーション現場実装シンポジウム」。今回は、2月5日が都内新木場の木材会館7階大ホール、6日が都内六番町の主婦会館プラザエフ7Fカトレヤの2会場に分かれての開催となっている。
 森ハブ(林業イノベーションハブセンター)会員限定の情報交流会は参加費として1500円を徴収するが、それ以外は無料で開催する。新技術の開発・実証の成果や地域への導入実績などを広く発信していく。取り上げる成果報告等は、次のように決まっており、盛りだくさんの内容だ。
 林野庁、林業機械化協会からの開会挨拶で始まる初日は、第1部として木質系新素材の開発・実証の現状を実施。森林総研と玄々化学工業が取り組んでいる「広葉樹ファインセルロースファイバー製造・利用技術の開発」、また森林総研がチヨダ工業、玄々化学工業とともに進めている「高柔軟性板材を用いた装飾性の高い立体成形品の製造技術開発」の現状報告が行われた後、日本大学生物資源科学部教授の木口実氏が「木質系素材の活用の現在位置と可能性」と題し講評する。
 第2部の林業機械の開発・実証の現状では、現在、林野庁の補助事業で行われている4つの開発課題である、「ラジコン式伐倒作業車の遠隔操作技術・自動走行技術の開発・実証」(松本システムエンジニアリング、久大林産)、「自動集材・造材マルチワークシステムの実証」(イワフジ工業、中井林業)、「フォワーダ集材作業の労働課題を解決する自律走行マルチオペレーション技術の開発」(諸岡、パナソニックアドバンストテクノロジー、森林総合研究所、東京農工大学、国際電気通信基礎技術研究所)、「自動運転型下刈機械の植栽フィールドでの運用実証」(NTTドコモ、筑水キャニコム、千葉県森林組合)の成果報告。東京農業大学の今冨裕樹氏による講評「機械開発・実証の現在位置と可能性」が行われる。
 「新しい林業経営の事例」の第3部では、柴田産業と住友林業が「ICTを活用したCTLシステムによる垂直統合型経営モデル」、林業機械化協会が「『新しい林業』経営モデル事業での12事例の成果と課題」について発表。
 第4部は「技術は林業の未来を変えるか」と題し、パネルディスカッション。ファシリテーターである酒井秀夫氏とパネリスト5名とで現状を掘り下げていく。
 また、2日目の6日は、森ハブ事業報告、デジタル林業戦略拠点構築推進事業報告、パネルディスカッション「林業のデジタル化はどこまで来たか」に続いて会員限定の情報交換会が行われる。

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