最新スマート農業技術を発信/埼玉県、行田市など

埼玉県、行田市及び北埼玉スマート農業研究会は昨年12月25日、埼玉県行田市の行田グリーンアリーナにおいて、「スマート農業技術実演・展示会」を開催した。県がスマート農業の普及推進のために実施している埼玉県スマート農業普及推進プラットフォームの取り組みの一環で開催したもので、今回で2回目。
同プラットフォーム会員企業31者によるスマート農業技術の展示をはじめ、関東甲信クボタやヤンマーアグリジャパン、トミタモータースなどによる実演会、はせがわ農園代表取締役・長谷川浩氏によるスマート技術導入事例発表講演会などが行われ、これには近隣農家など約300人が来場し、最新のスマート農業技術を熱心に確かめ、吟味していた。また、文部科学省副大臣・野中厚氏や埼玉県知事・大野元裕氏、行田市長・行田邦子氏も視察に訪れた。
講演会冒頭、開会あいさつした大野知事は、大勢の参加者に謝意を述べ、昨今のスマート農業をめぐる情勢は10月にスマート農業技術活用促進法が施行されるなど大きな変化を遂げつつあるとし、埼玉県としてもスマート農業技術活用促進資金などで普及促進に力を入れていると説明。農業現場に技術導入を図るには、農業者に実際にスマート農業技術に触れてもらうことが重要であり、本日の会でぜひ多くの技術を実際に見て詳細を聞いたうえで、導入を検討してほしいなどと語った。
また、行田市長は、行田市はギネス登録もされている世界最大規模の田んぼアートの取り組みを行っており、2024年は田んぼアートに市内の子供たちを招いて自動操舵トラクタの実演も行ったとし、そうしたスマート農業技術により集約・効率化を図り、市内農地で今後も美味しい農作物を作ってもらえるように、本日の会が実り多いものになることを願うなどと挨拶した。
会場では、31のプラットフォーム会員企業がスマート農業関連技術を展示。一部をみると、関東甲信クボタは営農管理支援システムKSAS及びクボタ農業用ドローンT25Sを紹介。クボタケミックスは水田の給排水を遠隔操作・自動制御できる圃場水管理システム「WATARAS」を展示した。また、ヤンマーアグリジャパンは最大45度の傾斜まで草刈り作業が可能なラジコン草刈機YW500RCをアピールした。
トミタモータースは後付け自動操舵システムと農薬散布ボート、農薬散布ドローンを展示し注目を集めた。JA全農は圃場情報をマップで見える化する営農管理システム「Z―GIS」をPR。サンホープは作物に応じた適切な埋設・敷設を行う新商品の点滴チューブ埋設敷設機を紹介した。ハタケホットケは農薬不使用の水田専用除草ロボット「ミズニゴール」を出品。GPS搭載で田を走らせるだけで水を濁らせ、除草作業を自動化する。
また、近隣圃場で行われた実演会では、関東甲信クボタは農業用ドローンT10を実演。スカイロボットが実演した同T25と合わせて、ドローンによる農薬散布の省力効果が示され、大勢の注目を集めた。ヤンマーアグリジャパンはラジコン草刈機YW500RCを実演し、力強い作業と快適な操作性を大勢の来場者に披露した。トミタモータースはFJDynamicsの後付け自動操舵システムをトラクタに装着して実演。改良を重ねた同製品は直進のみならず、枕地旋回や曲線作業にも対応し、ますます使いやすくなったとPRした。









