農機の高度化と現場導入を/日農工が賀詞交換会

一般社団法人日本農業機械工業会(増田長盛会長)は8日、都内港区の東京プリンスホテルで、新年賀詞交歓会を盛大に開催した。これには農機業界首脳をはじめ、関係省庁や関係団体などから多くの来賓が集まった。会員企業関係者も全国から参集し、新年の農業機械推進について気持ちを新たに、一致団結していくことを確認した。開会挨拶した増田会長は、本年について「ロボット農機をはじめとする農業機械のさらなる高度化と現場導入を着実に進める」「電動化や燃料のカーボンニュートラル化を通じて日本農業の課題解決に貢献する」と意欲を示し、干支の乙巳の年にあたり、「様々な課題に柔軟に対応し発展していく年に」と展望した。
開会挨拶した増田会長は、国内農業を取り巻く情勢について、農業者の高齢化・人口減、担い手の農地集積などのトレンドは変わらず、これに対応して、政府が昨年食料・農業・農村基本法を改正したと言及。先端技術等を活用した生産性の向上や、環境と調和のとれた食料システムの確立などの政策を推進していることを踏まえ、日農工としても、今年は「ロボット農機をはじめとする農機のさらなる高度化と現場への導入」や「電動化や燃料のカーボンニュートラル化などへの取り組みを通じて、日本農業の諸課題解決に貢献」を行う年にしたいと語った。
さらに、▽欧米等における化学物質規制・排ガス規制など新たな課題への対応▽作業安全。安全な農機の供給や安全な使い方の周知などの推進―を進めるとし、「昨年の農機出荷実績は前年比減となり厳しい状況だが、国内外の農業情勢の変化をチャンスととらえて、日本農業の新たな発展に向けてこれまで以上に貢献していきたい」と意気込みを述べた。
続いて、来賓として、経済産業省審議官(製造産業局担当)・田中一成氏、農林水産省農産局長・松尾浩則氏がそれぞれ挨拶。田中氏は日本の農機が誇る高度な技術・ノウハウを世界に広げ、海外市場獲得へ積極的に動いてほしいなどと期待した。松尾氏は農業者のリタイヤが急速に進む中でも、安定した食料供給を維持することが我々の使命であり、その実現に向けスマート農機をはじめとした農業機械を活用していくなどと強調した。
乾杯は日農工・渡邉大副会長の音頭により行われた。立食形式の歓談が行われ、参加者はドリンクを片手にそれぞれ新年を寿ぎ、情報交換を行い、交流を深めた。
最後に、同・齋藤徹副会長が中締めを行い、和やかなムードのままお開きとなった。









