KATRが米・CESで最高賞/クボタ

(株)クボタ(北尾裕一社長)は、1月7~10の3日間(現地時間)、米国ラスベガス市で開かれたデジタルテクノロジーイベント「CES」に昨年に引き続き出展し、機能性やデザイン性、革新性などを踏まえて選定されるCESイノベーション・アワード2025で、車両型ソリューション「KATR」がベスト・オブ・イノベーションを受賞した。
「KATR」は、農業従事者の減少・高齢化が進み、かつ機械化が難しいといわれる中山間地域農業の課題解決を目的に、省人化・省力化を目指した技術開発により生み出されたもので、開発コンセプトは(1)ブロック設計=複数のブロックに分かれて構成されており、用途に応じて柔軟に作りを変えられる(2)オープンプラットフォーム=外部から制御できるインターフェースを設けたり外付けのモジュールを簡単に接続できる構造で、トラクタのように多様な作業を可能にすることを目指している―とした。
傾斜地や凹凸のある路面でも荷台を水平に保ったまま走行する全地形型プラットフォーム車両で、4本の脚を油圧で伸縮して重心位置をコントロール、不整地でも荷台を傾けずに最大240キロの積載物を運搬するなど、様々な機器を組み合わせて多様な作業に対応。機体から伸びるジョイスティックやリモートコントローラで直感的な操作ができ、商用バン、軽トラックの荷台に納まるコンパクトサイズ。小回りがきき、大きな機械が入りにくい狭小地でも活用できるものとし、エンジンのほか電動仕様の開発も進められている。
様々な作業の第1歩として防除作業の基礎研究が進んでおり、担当者は、最終的には同機だけで防除や剪定、収穫作業を可能にし、省人化を実現したいと将来像を示した。









