松本システムなどが最新技術PR/都がモクコレ開催

東京都などが主催する「モクコレ(WOOD Collection 2024 Plus)」が昨年12月19、20の両日、東京ビッグサイトで開かれ、日本各地の木材製品が集合、木の需要喚起と利用拡大に向けアピールした。同展は西の1・2ホールを会場とし、入場口わきには、企画展示として「林業イノベーション、スマート林業、ウッドチェンジ、木質バイオマス」をキーワードに最新の関連技術を展示。
この中で、(株)松本システムエンジニアリング(福岡県)は「林業システムを変えるラジコン式伐倒作業車 シン・ラプトル」を出展、映像で同機が伐倒・搬出作業を進める様子を紹介した。
初日に会場で同機の説明に当たった松本良三社長は、1日当たりの伐倒・搬出量の増大に向け改良を加えていると話し、「来年(今年)大阪府で開かれる万博の際には、より進化したシン・ラプトルを披露したい。さらに来秋の林機展では、苗木植え付けの新規製品も」と。事故のないラクな林業作業の実現に向け、同社長の開発意欲は止むことがない。
他方、「スマート林業実現へ、腰の負担を軽減するアシストスーツ」を展示した(株)イノフィス(東京都八王子市)は、すでに導入し活用している真名畑林業(有)(福島県東白川郡)の菊地正人社長の声を紹介し、また、現場の映像を見せながら、伐倒作業などで軽労化を果たしている同社製品の特徴などを説明。担当者は、林業関係者からの問い合わせが増え、同社としても林業分野へのさらなる浸透に力を入れていると話した。
森林総合研究所とソフトバンクは「農山村の森林整備のために働くロボットの研究開発」を紹介。これまでとは全く異なる4足歩行型ロボットを活かし、造林作業地の自動歩行機能の開発、ロボット化造林作業の植栽仕様の提示、複数台ロボットによる協調作業システムの開発などの実証研究を進めている。技術が確立すれば、苗木の運搬作業はもとより、苗木の植え付け、雑草木除去など、造林作業の機械化の可能性が広がると、今後の展開に期待をかけている。
この他の展示内容は次の通り。
▽ドローンを活用したスマート林業の導入に向けて=日本USA産業振興協議会/ブルーイノベーション▽木を使った楽器づくりを100年先につないでいく「おとの森活動」=ヤマハ▽水と生命の未来を守るサントリー天然水の森=サントリーホールディングス▽中高層建築の木造化事例と最新技術=竹中工務店▽森をまとう。新しい木のぬくもりを体感=縁樹(えんぎ)の糸プロジェクト▽木材の成分を用いた自動車内外装部品の開発=産業技術総合研究所/宮城化成/森林総合研究所









