AI選果機を開発/農研機構、シブヤ精機など

農研機構は昨年12月18日、生鮮トマトの品質情報を非破壊で検出するAI選果機をコンソーシアムで共同開発し、生鮮トマトの品質不良による廃棄ロス低減を目指して、データを活用した最適な栽培・流通モデルの構築の実証を進めていることを発表した。農林水産省「令和5年度戦略的スマート農業技術の開発・改良事業」に採択され、同機構、カゴメ(株)、シブヤ精機(株)、(株)AGRI SMILE、京都大学、いわき小名浜菜園でコンソーシアムを形成して実施している。
研究の第一段階として、AI選果機を昨年4月より、カゴメブランドの生鮮トマトを栽培する「いわき小名浜菜園」のトマト集荷場に実装。これによりトマトの選果工程において、カゴメが販売する「ラウンドレッド」や「高リコピントマト」といった中玉トマトを対象に、コンベア上に配置されたカメラやセンサー情報から、その外部・内部品質情報を、破壊することなく瞬時に検出。果実の外部・内部品質を検査し、傷や色みなど20項目のデータを収集でき、昨年9月時点で20項目、400万点を超えるデータが蓄積された。
今年4月からは、次の段階としてAI選果機によって得られたデータを既存の栽培・流通に関するデータと双方向に連携させ、潜在的な品質不良を防ぐ栽培技術と流通システムを構築し、実用化に向けた実証を行う。









