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令和6年12月16日発行 第3533号 掲載

チェンソーをアピール、デモで来場者魅了/福井・林機展から4

 今週は、10月に福井県勝山市で開かれた「2024森林・林業・環境機械展示実演会(以下、林機展)」(一般社団法人林業機械化協会と福井県の共催)の中から、林業の作業現場では欠かせないチェンソー関連の展示・出展について取り上げる。昨年、やまびこだけだったチェンソーメーカーによる出展は今回、ハスクバーナ・ゼノアが4年ぶりに参加、デモンストレーションを中心として最新の機能をアピールした。併せて、着用の義務化に伴い現場に定着している防護服などのブースの展示内容を紹介する。
 (株)やまびこは、ソーチェン着脱競技や接地丸太輪切り競技など、日本伐木チャンピオンシップ(JLC)の種目でのデモンストレーションで性能をアピールした。
 デモを行ったのは2022年の第4回JLCのプロフェッショナルクラスで優勝した今井陽樹選手と、今年6月に開催された第5回JLCのプロフェッショナルクラスで準優勝した横山大蔵選手の両氏。
 競技大会でも使用し、同社が今シーズン向けの新製品としてラインアップしたチェンソーの中では最も排気量の大きいECHO・CS7330P(73・5立方センチ)。同機を自由自在に操る両選手の精度や技術力の高さに圧倒された。
 今井選手は「丸太は商品。どんなにタイムが早くても正確に切れなければ評価されない。チェンソーの魅力と楽しさを共有できてよかった」と、横山選手は「すごく楽しかった。2日間でたくさんの人に見てもらえた。良いアピールになった」と笑顔で話した。この他に「丸太合わせ輪切り競技」や「枝払い競技」でも来場者の目を釘付けにした。
 4年ぶりの出展となったハスクバーナ・ゼノア(株)は、耐久性とパワー・操作性を兼ね備えた最新の60立方センチエンジンソー「ハスクバーナ560XPMarkⅡ」、ゼノア初のバッテリーチェンソーGi400(T)を展示。両機を用いた丸太の試し切りを勧め、切れ味や操作感の体験会を実施した。
 560XPMarkⅡは、新開発のエンジンにより、長時間の切断でも最高のパフォーマンスを発揮し、長いガイドバーを使用した場合でも、高い切断能力により生産性の高い作業が可能。
 低い細身の機体は、どの状況でもチェンソーを簡単・便利に扱え、AutoTune3・0により、エンジンの設定を最適化、最高の性能を発揮する。高回転のX―Torqエンジンにより、広葉樹や大径針葉樹の伐採、玉切り、枝払いが簡単に行える。
 世界伐木チャンピオンシップ(WLC)日本代表の山岡空選手と高山亮介選手らによる伐倒や枝払い競技も大いに盛り上がった。
 マーケティング部マーケティングマネージャーの山根和恵氏は「社名は知ってくれていても、実際に製品を見たことがなかった人や、プロまで様々な人に楽しんでもらえた。特にチェンソーのデモンストレーションは来場者の注目を集め、性能をアピールすることができた」と振り返った。
 この他に、ヘルメットや防護服といった安全用品関連の出展も。(株)ファナージャパンは安全防護服やヘルメットをブースに並べた。チェンソープロテクションのジャケットやパンツ、グローブ、シューズなど豊富なラインアップを披露。安心安全な作業を実現するためにはこうした装備は欠かせない。
 さらに正確な伐倒作業を補助する(株)藤興業のラインレーザー伐倒方向指示装置「ガイドレーザー」など、伐倒作業関連の商品も多数展示され、参観者に近年の品揃えをアピールした。
 次回の林機展は来秋、宮城県内での開催が予定されている。新たな製品やサービスを披露してくれることを期待したい。

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