ポット成苗移植システムで無農薬稲作を実現/みのる産業

みのる産業(株)(生本尚久社長・岡山県赤磐市下市447)は育苗と播種機、田植機、移植機を連携させたトータルシステム「みのるポット成苗移植システム」を構築。ポット成苗による無農薬稲作と環境保全型農業を実現している。
難しいといわれる無農薬の稲づくりには、3つのポイントがある。1つ目はポット成苗の移植。これは病害虫に強く、深水管理をしても緑藻類に倒されない4・5葉以上の健苗が基本条件となる。無農薬を行うには1ポットに2~3粒播き、1箱当たり30~50グラムの播種量にする。これで細胞壁が堅く葉肉が厚い大きな苗の移植ができる。
2つ目は田植えと同時に米ヌカを散布する。米ヌカが水中で分解する時に有機酸が発生し、水田雑草のコナギなどの発芽を阻害する。さらにミジンコ、ユスリカ、イトミミズが増えて水田の生物多様性を促す。生物が増えるためカメムシなどの害虫を駆除してくれる。
3つ目は深水管理による抑草。8~10センチの深水にすると、土の表面は酸欠になり、微生物の働きで有機酸や硫化水素が生成され、雑草の発根を阻害する。これは発根力が強く空気中の酸素を根に送る組織が発達したポット成苗であれば可能。
この稲づくりに「ポット成苗田植機乗用4条植え(RXE4A)」が大きく貢献する。同機は簡単な操作で力強い植え付けを実現する。主な特徴は、(1)新機能の「バックリフト」、「植付部上昇ペダル」とHST変速で操作性が向上(2)株間調整はワンタッチで2段切替え可能(3)植付け速度は最高毎秒1・5メートル(4)各条クラッチ・オプションの側条施肥クラッチを運転席に配置(5)座席シートのクッション性が従来機に比べ高まり、長時間の田植え作業が快適にできる―など。
同機は葉齢4・5葉、草丈15センチ以上の苗を移植する。また植付け条間は33センチ、株間は最大約30センチの疎植ができる。乗用6条植え、8条植えもラインアップする。同機は「みどり投資促進税制」の対象商品。
問い合わせは同社(TEL086・955・1123)まで。









