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令和6年12月9日発行 第3532号 掲載

クボタが示す「数字の力」/欧州視察から―伊仏の農業に浸る2

 今回のEIMAには、日本からクボタ、ヤンマー、井関農機、マキタ、トプコン、工進、ニシガキ工業などが出展していた。例年の欧州視察では展示会場を視察団員各々自由に見てまわることが多かったが、今回は本機を扱う日本企業ブースを全員で見学することとなり、クボタ、ヤンマー、井関農機の各小間には、団員全員で伺うこととなった。
 まずクボタブースでは、クボタ・ヨーロッパのイタリア担当マーケティングマネージャーであるエリザベッタ・リボルタ氏より話を聞いた。
 クボタ・ヨーロッパ50周年を記念した黒とオレンジのコントラスト鮮やかなデザインが目を引く、限定50台のトラクタM7―174KVTが大々的に展示されている。
 コンセプトとして「数字の力」を掲げ、50年という数字の他、クボタ創業134年、これまでのトラクタ生産台数5・4ミリオン(540万台)、エンジン製造数30ミリオン(3000万台)などをブース内のモニターで表示し、クボタの価値を数字で表現。
 電動製品やロボット農機なども展示。今回のEIMAテクニカルイノベーションアワードを受賞したラウンドベーラBV6160/6190も置いて、同社が持つ持続可能性を支える技術力を含めPRした。「イタリアにおいて日本製品は信頼が高い。来場者はそれをわかった上で足を運んでくれる。その点は我々の強みだが、まだまだ認知度は低い。そこで今回、数字を使ってアピールすることにした」とリボルタ氏は述べた。
 団員からもイタリアでのクボタのシェアや高馬力帯のトラクタの他社と比べての価格差などについて質問が出た。価格については、「多くの競合他社に食い込むため、他社と価格は揃えるが、安く売ることはしない。安価にするということはそれだけ品質や技術の低下を招く」といった返答に、団員は日本とのギャップを感じているようだった。また「イタリア農業で中心となる60代前後は、最新技術に明るくないため、シンプルな機械が人気。一方で若手の農家は最先端技術の導入に意欲的」との話には日本との共通点も感じることができた。
 来場者が名前とメールアドレスを入力することで遊べるディスプレースタンド式のスロットマシーンで貰える、クボタがプラチナパートナーとして協賛する大阪万博の記念キャップを団員全員にプレゼントしていただいた。最後に、全員で写真を撮りましょうとお誘いいただき、記念撮影をしてクボタブースを後にした。
 その他、グループ会社のクバンランドやクボタジャンニフェラーリ社の出展もあった。それぞれに来場者が多く詰めかけており、活気に溢れていた。
 次回は、他の日本の出展企業についての様子を紹介していきたい。

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