元気な地元企業・市川農機具店/兵庫県特集

(有)市川農機具店(市川良子社長・兵庫県姫路市北条口5の83)は、姫路駅から徒歩で約15分、車で約5分、国道2号線に面する場所に所在する。交通量の多い市街地で、同社ビルの「ヤンマーコンバイン」「ヤンマー農業機械」と印字された淡赤色の看板がひときわ目立つ。
同社は現在、農業機械や球場などのグラウンド整備に使う機械の修理・整備を主力事業とし、ヤンマー製品を中心に各種農業機械の販売を行っている。同社ビルの2階には(有)姫路ヤンマーパーツセンター(市川廣社長・以下、ヤンマーパーツ)がある。ヤンマーパーツはヤンマー・ロビンの専門店としてメーカー純正部品、その他のメーカー部品を豊富に取り扱っている。
ヤンマーパーツには農機・建機類および特殊機械類の修理・消耗・小物部品など、約1万2000点以上が整然と並べてあり、これら部品は70%超えの即納率を誇る。農機具店とヤンマーパーツ。この2輪が効率よく回転しており、地元はもとより、他県における農業機械への円滑な供給に大いに貢献している。
農機を売るためだけの営業は行わないという市川農機具店の市川廣取締役会長は「口コミを期待している感じです。農機などを確実に修理・整備することで、『あそこだったら農機を買っても安心』という状況が良いです。今後、農機店の在り方としては、とにかく機械を多く売って会社を大きくする。もしくは地元密着型で他社にない特徴のある経営をする。このどちらか一方でしか生き残れないと思う」と話す。
展示会は同社近隣の倉庫で毎年2、8月にそれぞれ3日間にわたり開催し、トラクタ、田植機、コンバインおよび草刈り関連製品、小物製品などを販売する。展示会の案内はダイレクトメールを通じて行い、3日間で毎回約180軒が参加し賑わいをみせる。展示会の開催は「潰れずにまだ営業してますよという意味合いもある」と市川会長は笑う。
今年の農機市場については「非常に厳しかった。昨年は各メーカーとも売上げを伸ばしたと思う。しかしそれは実需より補助金が大きな比重を占めたから。この先喰い需要のため、今年は売上げが落ちて当たり前。来年は米価が1万2000~3000円ぐらいで推移して、来秋の米の予約が1袋9000円ほどで落ち着けば、営農組合さんなどは投資がしやすくなるのでは」と話す。
また今後の農機店の役割について「弊社は、まちの修理屋さんを目指している。従って修理の案件はいくらでも受けたい。一番の理想は仕事の対価を頂いて、さらに『ありがとう』と言われることです」と力を込める。









