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令和6年12月9日発行 第3532号 掲載

市場の概況/兵庫県特集

 兵庫県の耕地面積は7万2000ヘクタールで、このうち水田は6万5900ヘクタール、畑は6080ヘクタールとなっている。耕地面積は近畿地方において突出して広く、次点は滋賀県の5万ヘクタールである(2023年)。各社のキーパーソンから聞くと、県内(本州)は米作が中心で、前述の豆類、転作としての麦生産が盛んである。従って農機はこれらの生産に係るものが大半を占める。
 一方、淡路島は南部を中心にタマネギの生産が盛んで、北部は米作である。本州と違い、淡路島は昨年とほぼ変わらない農機の需要があった。いわゆる今年夏期の米騒動、米価の上昇の影響により、本州は一部の大規模農家が恩恵を受けたようだ。
 しかしこれは一部であり、大半の兼業農家や小規模農家は農機の更新ができない状況である。ただし米価の上昇は少なからず「離農を留まる」きっかけになったとも聞く。主要3機種以外では各社とも酷暑により保冷庫の荷動きが活発だった。また、兵庫商組が取り組む「中古農機フェア」の盛況ぶりからもわかるように、中古農機の需要が一段と高まっている。
 そんな中、県の農業に対する動きはどうなのか。県は当初予算(令和6年度)で4つの重点施策を掲げた。
 農業関連では、「持続可能な農林水産業の実現」として、(1)有機農業アカデミー開設事業(2)CSA手法拡大支援事業(3)県産有機農産物学校給食活用促進事業(4)地域有機農業塾開設支援事業(5)SDGs酒米・酒生産支援事業(6)水稲オリジナル品種普及推進事業(7)ひょうごオープンファーム強化事業―といった新事業に予算または交付金を割り当てた(県HPより)。
 農機業界にとっては、(1)の整備項目として、実習用の圃場整備、ビニールハウス、専攻棟等の施設整備、機械器具等整備等があげられ、同事業に注目が集まる。

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