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令和6年12月9日発行 第3532号 掲載

多彩な作業機を搭載しアピール/福井・林機展から3

 福井県勝山市で10月20、21の両日に開催された「2024森林・林業・環境機械展示実演会」(一般社団法人林業機械化協会と福井県の共催)には、80の企業や団体がそれぞれのブースで最新の林業機械やサービス、取り組みを紹介し、多くの来場者を魅了した。今週は、林業向けのベースマシンも扱うメーカー3社と林業機械のレンタルを手掛ける会社の展示内容を紹介する。
 日本キャタピラー合同会社は、Catネクストジェネレーション油圧ショベル315+KETO150EcoP・全旋回ローテーター(KARATEシステム搭載)と、同313テレスコピックアーム+KETO150Sハーベスタ(同)を実演を交えながらアピールした。
 また、尿素水不要のCat次世代油圧ショベルGCシリーズを紹介。同シリーズは作業に適した燃料節約性能とメンテナンスコスト削減を実現している。この他、使いやすさをすべての人や現場に提供するCat次世代ミニ油圧ショベルなどもPRした。
 中部森林開発研究会の協力で、水と緑の環境づくりをテーマにしたウッドチップリサイクルシステムも提案、資源の循環利用の重要性をアピールした。
 (株)クボタ建機ジャパンはクボタミニバックホーKX―57―6E(林業モデル)を紹介した。
 同製品は、標準機の安定性と後方小旋回機の狭所作業性があり、狭い場所や傾斜地などハードな林業での作業に最適。伐採、集材、積み込み作業で頼りになる1台だ。
 サービスポート2系統(比例制御)を標準装備している。グラップルの開閉・回転を同時に行うことができ、効率的でストレスのない作業を可能にした。
 グラップルをはじめ、ウインチ、回転フォークなど使用可能なアタッチメントも多彩で、幅広い作業に対応できる。
 走行油圧回路を作業機系油圧回路から独立させ、走行と作業機操作を同時にしても、速度変化が少なく、パワフルでスムーズなフロント・ドーザ&走行作業が行える。
 ヤンマー建機(株)は昨年6月に発売した後方超小旋回油圧ショベルViO80―7とSV100―7を展示した。
 ViO80―7は、ヤンマーTNVエンジンの高出力化により、掘削スピードの従来機比15%向上を実現。SV100―7は、8トンクラスの油圧ショベルに搭載していた2つの油圧ポンプを独立して制御する油圧システム「ViPPS2i」を採用したことで、燃料1リットル当たりの作業量が従来機比15%アップした。
 この他に、5トンクラスの後方超小旋回林業機ViO55―6A G&Wの試乗体験会を実施。林業の知識や同社の製品に関するクイズの答えをブースを回りながら探すクイズラリーでは、参加すると景品がもらえるとあって、来場者が熱心に挑戦していた。
 レンタルのニッケンは松くい虫に関する特別コーナーを設置し、近年、これまで被害の少なかった長野県や東北地方などで増加傾向にある松くい虫被害の実態や対策についてパネル展示で要点を来場者に示して注意喚起した。
 ブースでは、松くい虫対策に有効な機械セットである被害木を掴む小型グラップルをはじめ、運ぶフォワーダ、そして粉砕する破砕機も展示した。
 また、様々な危険作業を想定した林業研修用装置全5機種(伐倒練習用丸太固定装置、風倒木伐採装置、枝払い練習装置、キックバック装置、木材落下衝撃装置)や、職場環境の改善のための移動トイレなどを並べた。
 同社の営業本部林業部商品管理担当次長の白洲次郎氏は「林業機械もレンタルできるということをアピールしたい」と話した。

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