立木取引の場を構築/林業機械化協会

一般社団法人林業機械化協会(島田泰助会長)はこのほど、一般社団法人国産材を活用し日本の森林を守る運動推進協議会とともに取り組んできた立木取引システム(マッチング)の場の構築や整備の成果として、立木販売物件を掲載し、一般公開した。今後、順次物件を追加掲載していく予定だ。2日にWebサイトの公開を始めた。掲載物件の詳細の閲覧にはユーザー登録が必要となる。同協会では、立木取引システムの取り組みがよく分かるように「立木市場リーフレット(ver1、2)」を作成し、周知に努めている。
今回、林業機械化協会が取り組んだ立木取引システム(マッチング)の場の構築や整備は、林野庁の補助事業である「顔の見える木材供給体制構築事業」で進められた。一般社団法人国産材を活用し日本の森林を守る運動推進協議会とともに取り組んだ。
立木取引システムとは、持続可能な森林経営に向けてオープンな立木価格形成を目指す取り組み。特に、皆伐された森林の大半が再造林されず、「持続可能な森林の取り扱いが確保されていない現状」の中、新しい木材取引の仕組みとして提案されたのが今回の立木市場の導入だ。
林業機械化協会が普及啓発のため作成した「立木市場のリーフレット(ver1、2)」によると、持続性の確保に向けた新しい仕組みである木材取引は、(1)虫食いや腐れといった物件の劣化がないため、契約が成立しない場合でも売り急ぐ必要がない(2)持続性が確保された木材以外は使わないとの価値観の共有が進み立木市場での取引が拡大することで再造林率の改善に寄与(3)再造林の実施が担保されている木材が買受者にとって新しい価値・商機を提供―などのメリットがある。特にこれまで複雑でわかりにくといわれてきた木材の流通に需要者からの声に応える形が生まれることが期待されている。
こうした立木販売を促進するために協会ではWebサイトを作成し、周知を図ろうとしている。立木取引システムについて取りまとめている同サイトでは、システムの概要をはじめとして、物件情報、出品申込、買受申込、運営機関、問い合わせの項目を設置し、マッチングの場としての機能を果たす。2日に一般公開を開始した同サイトでは、立木取引物件を掲載し、運用をスタートさせた。
閲覧にはユーザー登録が必要。同サイトにある「お問い合わせ」のフォームからユーザー登録を希望する旨のメールを送信すると、管理者からIDとパスワードが送付される。
URLは、https://www.rinkikyo.or.jp/ryuboku/となっている。
問い合わせは、同協会(TEL03・5840・6217)もしくは国産材を活用し日本の森林を守る運動推進協議会(TEL03・6240・0880)まで。









