田中工業・乗用ピッカー「アガールD」/九州特集

田中工機(株)(田中秀和社長・長崎県大村市皆同15の1)が発売した乗用ピッカー「アガールD」は、作物を拾い上げて収穫用フレコンバッグ、または鉄コンテナに送り込むピッカーだ。掘り上げた様々な根菜類に使用が可能で、圃場の条件により異なるが、10アール当たり約1・5~2時間の作業スピード。収穫の速さを優先したい生産者に好評だ。
特徴は、(1)土落とし振動装置を2機搭載しコンテナ内への泥土の混入を防ぐ(2)コンテナ部は油圧装置によりスライドさせてその場へ落とすことができるので交換作業がスピーディー(3)うねを追従して拾い上げるので常時運転操作が不要(4)前輪タイヤにより一定の高さで収穫が可能―など。
また、収穫用のフレコンバッグは「アガールD専用バッグ アダム」(田中産業(株))として発売している。仕様は縦900×横900×高さ600ミリ、容量0・5平方メートル。重量が4キロ弱と軽量で持ち運びや取り換えに便利。折り畳めるので収納に場所を取らない。一方、鉄コンテナはレンタルパレット「MB1210V」と「同VG」(日建リース工業(株))に対応。
同社はYouTubeに、容量300キロのフレコンバッグと容量500キロの鉄コンテナ、どちらの効率が良いかを比べたシミュレーション動画をアップした。それによれば鉄コンテナを交換するよりも、フレコンバッグを圃場に落とし、それを運搬車で回収する方が作業時間の短縮になるという結果になった。田中社長は「アガールDは、製品の品質とバランスを取りながらも、能率を最優先した。そして、専用フレコンバッグの組み合わせで性能を最大限に活用することができる。ぜひ動画で作業効率を確認してほしい」と述べた。
アガールDの姉妹機「アガール」も、主にタマネギなどのピッカーだが、埼玉県狭山市の生産農家ではサトイモ収穫に使用し、作業負担の軽減に活用している。同農家ではヤンマー製のサトイモ収穫機「TRS―1CA」で葉茎処理と掘り上げを行い、それをアガールで拾い選別をしている。Dとは違い、同製品は車体後部にコンベアと椅子が設置されており、拾い上げた収穫物を座って選別作業できることが特徴だ。農家スタッフによれば「今までと比べて、とても体が楽」とその使用感を話しているという。この様子の動画もYouTubeにアップされている。
▽製品問い合わせ=同社(TEL0957・55・8181)









