電動建機の普及図る/日立建機

日立建機(株)(先崎正文社長・東京都台東区東上野2の16の1)が供給する電動ショベルは、ZX55U―6EB(5トンクラス)、ZE85(8トンクラス)、ZE135(13トンクラス)の3機種。このうちバケット容量0・28立方メートル、足回りの最大牽引力65・2kN(6649kgf)のZE85は、エンジン機と比べて稼働音が非常に静かながらエンジン機と同等の性能を保持しており、都市の建設現場や住宅密集地、屋内といった場所で真価を発揮。「市場をリードする電動ショベル」として普及に力が込められている。
普通充電(400VCEE63A)で105分、急速充電モードでは45分で充電が可能で、平均稼働時間は5・5時間と安定した稼働期間を確保。排出ガスゼロで環境と人に優しく、かつ出力損失なしでフルパワー動作。ライト、ラジオ、エアコンなどに使う電気はバッテリーから直接給電するため、モーターの全出力は油圧部品の作動に利用できる。
また、ディーゼル駆動の掘削機と同じ高性能基準をクリアしており、エンジン搭載機とは異なってメンテナンス不要の特性を有している。
他方、同機などの電動建機の充電のほか、建設現場で用いられる照明機材や電動機器などの電源、電気自動車(EV)の充電、災害時の非常用電源としても利用可能なマルチ充電ユニット・可搬式充電設備の浸透も図っている。
同社と九州電力(株)が共同開発したもので、メーンユニット、サブユニット、急速充電ユニットの3種類を自由な組み合わせで施工現場に導入でき、例えばメーンユニットにサブユニットを追加接続することで電気容量の拡大、急速充電ユニットを介して充電することで充電時間を約半分に短縮できるなど、現場の状況に応じた電動建機の充電が可能。
同社は、建設現場全体のゼロ・エミッション実現に向けた取り組みを加速していくと意欲をみせている。









