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令和6年12月2日発行 第3531号 掲載

国際委員会の令和6、7年需要見通し/日農工地方大会から

 【国際委員会(包行良光委員長)】
 国際委員会に設置している、「トラクタ分科会」及び「刈払機分科会」で取りまとめた、本年及び来年の輸出見通しについて、ご報告いたします。
 1~9月分の農業機械全体の輸出金額は、日農工統計によりますと、約1257億円、対前年比94%で推移しております。
 本年の市場動向について機種別に特徴を申し上げますと、まず、「トラクタ」についてですが、北米向けは、中・小型トラクタは、高金利に伴う住宅着工件数の低迷等の不透明感はあるものの、昨年大きく落ち込んだ反動等より堅調に推移しています。
 欧州向けは、経済の不透明感、天候不良による穀物の収量・品質低下に起因する農家収入の減少等の要因により、前年を下回って推移しています。
 アジア向けも、米価下落等による市場の低迷、天候不順による購買意欲の低迷等の要因により、前年を下回って推移しています。
 このような状況から、トラクタは、台数ベースで、対前年比100%を見込んでおります。
 次に、「コンバイン」と「田植機」についてですが、田植機は、韓国での米価下落による購買意欲の低下、米消費量の減少、台湾での転作奨励による米の作付面積減少に伴う市場の低迷等の要因により、台数ベースで対前年比97%と見込んでいます。
 コンバインは、韓国において米価下落、米消費量の減少等の要因により市場は低迷しており、台数ベースで対前年比98%を見込んでおります。
 最後に、「刈払機」についてですが、米国、欧州において、電動タイプの普及が進んでいるものの、エンジンタイプの需要も底堅く、堅調に推移しています。このような状況から、刈払機は、台数ベースで対前年比102%を見込んでおります。
 以上のことから、本年の農業機械全体の輸出見通しは、金額ベースで対前年比100%としました。
 来年についてですが、トラクタ、田植機、コンバインにおいて、北米、欧州、アジア等の地域で新商品投入による市場の活性化に期待し、前年並みを見込んでおります。 以上のことから、来年の輸出見通しは、金額ベースで対前年比99%としました。
 令和5年の予測と実績の差異について報告します。予測では80%と見込みましたが、輸出実績は83・2%となり、ほぼ予測通りの結果でした。

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