車両部会の令和6、7年需見通し/日農工地方大会から

【車両部会(包行良光部会長)】
令和6年の見通しについては、今年1~9月の国内向け出荷状況ですが、運搬車全体では4786台で、対前年比87・8%となっています。
こうした中で、本年の市場の特徴を申し上げますと、国内の農機市場は、肥料・資材価格の高止まりに加えて、諸物価の継続的な値上がりや農家戸数の減少を背景に、ボリュームソーンの小型運搬車を中心に需要が減少しています。
また、原材料価格、物流費、燃料費の高騰など、様々な要因が絡み合い、各社、価格改定を余儀なくされたことの影響も出ております。
一方で、高所作業機、高床(たかゆか)作業機、林業用の大型クローラ運搬車は、安定した需要で推移しています。
このような状況から、今年の需要見通しは、対前年比86%といたしました。
令和7年の見通しについては、来年の市場については、大きく好転することもなく、本年と同様に厳しい状況が続くと予想し、対前年比97%といたしました。
昨年の部会予測88%に対し、出荷実績は86・6%となりました。概ね予想通りではありますが、依然として厳しい状況が継続していると分析いたしました。
最後に、安全への取り組みについてですが、現在、厚生労働省では、労働安全衛生法令により、農用運搬車を含む車両系農業機械の構造要件や安全教育の義務化に向けた検討が行われております。車両部会では、こうした動きに対応するため、今後、安全教育やリスクアセスメントへの取り組みを講じていくことにしました。









