防除機部会の令和6、7年需要見通し/日農工地方大会から

【防除機部会(尾頭正伸部会長)】
本年は、昨年同様、農業資材費の高騰、原材料費等の高騰に伴う価格改定等の影響から大変厳しい市場環境が続いており、今年9月までの国内向け出荷状況ですが、防除機全体で対前年比91%で推移しております。
機種別に見ますと、動力噴霧機では、農業資材費の高騰に伴う購買意欲の低迷、価格改定等により動力噴霧機全体で対前年比91%と低調に推移しています。
動力散粉機は、農家の高齢化、ドローンの伸長等の要因により、93%と低調に推移しております。走行式防除機は、農業資材費の高騰や昨年の価格改定に伴う駆け込み需要の反動等の要因により、81%と前年を大きく下回って推移しております。
スピードスプレーヤは、農業資材費や価格改定等の影響による厳しい市場環境のなか、新市場への新商品投入効果も見られ、106%と前年を上回って推移しております。
なお、ホームセンター向けも、物価高騰等の影響で農機販売店ルートよりも買い控え傾向が見られるなか、使い勝手の良いバッテリー動噴は堅調に推移しています。
以上のことから、本年の需要見通しは、「動噴、動散・計」で対前年比93%、「走行式防除機・計」で99%、「合計」で93%といたしました。
続いて、来年の見通しですが、厳しい市場環境が続くものの、令和6年産米の概算金の高騰、農地の集約化等に伴う機械の大型化による市場の活性化に期待が持てます。また、近年、更新を見送っているユーザーにおける更新需要の回復にも期待するところです。
以上のことから、来年の需要見通しは、「動噴、動散・計」で対前年比101%、「走行式防除機・計」で103%、「合計」で101%といたしました。
令和5年の部会予測と出荷実績の差異について報告します。部会予測は、合計で対前年比86%を見込みましたが、実績は80・2%でした。価格改定や農業資材の高騰などの影響で買い控え傾向が予測よりも大きかったことが見通しを下回った要因であると分析いたしました。
最後に、防除機部会スピードスプレーヤWGの安全対策の取り組みについてご報告いたします。スピードスプレーヤWGでは、昨年度作成した安全啓発動画及びチラシを日農工のホームページに掲載するとともに、展示会でも動画放映、チラシ配布を行っております。
引き続き、WG会員各社は、安全啓発活動を行ってまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いします。









