無人草刈機クロノスで前進/和同産業

和同産業(株)(三國卓郎社長・岩手県花巻市実相寺410)が現三國社長の体制になって約1年半、当初から同社長は『スピード感を持って、社内を変えていこう』をモットーに事業を推進してきており、その手応えについては、「若い世代が共感し、色々反応が面白いですよ」と話す。新しい需要をつくり出す自律走行無人草刈機「クロノス」は、それを生み出した同社にプラス循環をもたらす効果が期待され、「迅速な変化」を掲げる三國社長のチャレンジ精神は一層輝きを増している。
除雪機を主軸に乗用草刈機、豆刈機などの生産・供給を進めてきた同社が、自律走行無人草刈機「クロノス」を開発しておよそ6年。この間、発電機や電動木材運搬車と、電気モノの製品を市販し、従来の流れに新しい道筋を加えかつ整えてきた。「クロノス」については、今年3月に新製品MR―400を発表し、また、同機の販売、稼働エリアの設定・施工を手がける代行店網の整備も推進、クロノスの普及拡大を図る体制づくりは着々と進行している。
従来機のMR―301Hの作業領域が3000平方メートルだったのに対し、GPS搭載のMR―400Hは、1エリア当たりの最大作業領域を4000平方メートルに拡大したほか、エリア内に帰還ポイントを自動で設定、そこに効率的に向かうことで全体的な作業効率を上げている。
また、作業エリア内にポイントを指定し、草の多いエリアを重点的に作業するよう誘導する「ポイント指定刈り」(一定時間作業すると自動的に解除)の機能をプラス。スマホやタブレットを用いるアプリ機能もグレードアップし、曜日ごとに細かい時間設定を可能にするなど、スケジュール設定の充実を図り、さらに草の密度や草丈に応じて「ゆっくり充電」に切り替えてバッテリーの延命化を図るバッテリセーブ機能と、現場ニーズに即した仕様が施されている。
最新技術を活かした無人草刈機の存在は、ことに若者へのアピール力が強く、これからの同社にとって様々な面で大きな財産となるのは確か。また、同機の流通を預かる代行店網では、若い世代がこれからの商材と期待を向け、普及浸透に力を傾けている。
そうした中、三國社長はさらなる変化、進化を求め「前へ出よう」と号令をかける。柔らかな発想と逞しい筋力を活かした和同パワーが生み出す明日に期待したい。









