農林水産省の点検整備研修/整備修理機器特集

農業機械の長期利用が増えている昨今、農機の整備修理やそれに伴う部品の需要が拡大している。燃料や肥料・農薬などといった農業資機材価格の高止まりにより、農業機械を更新するよりも、既存のものを整備・修理しながら長く使い続ける傾向が強くなっている。そのため、農業者が自ら行うセルフメンテナンスはもちろん、プロの農業機械整備技能士による点検整備の機会が増えており、整備修理に関する技術や製品・サービスのニーズは今後さらに高まるとみられる。適切な整備修理の提供により、農業者の手を止めないスムーズな作業に貢献したい。関連する話題を集めた。 農作業を安全かつスムーズに行い、農業機械を長持ちさせるには、正しい使い方を遵守し、日々の機械メンテナンスを行うことが欠かせない。そのためには、農機のプロから改めて基本の使い方やメンテナンスのやり方などを学ぶことが非常に有効である。
そうした背景やニーズを踏まえ、行政やJA、農機販売店などが実施している農業機械の使い方やメンテナンスなどの研修会が各地で人気を集めている。
その一例を紹介すると、農林水産省は毎年、農業者などを対象に、様々な農業機械及び農作業安全の研修を実施している。
ここでは、同省が実施している一般の農業者などを対象とした令和6年度の研修の中から、農業機械の整備等について学べ、11月時点で申し込みが可能な研修を紹介する。研修場所はいずれも、茨城県にある農林水産研修所つくば館の水戸ほ場となっている。
【乗用型トラクタ 耕うん技術基礎コースⅤ】
▽概要=地域リーダーの一般農業者(将来的にリーダーとなり得る農業後継者等を含む)等が、乗用型トラクタの安全運転、圃場作業を行うために必要な体系的な知識、基本的な技術の習得を目標とする。
▽期間=2025年1月15~16日(2日間)
▽内容=トラクタの構造と機能、トラクタの仕業点検実習(系統ごと〔燃料、潤滑、冷却、走行等〕の点検箇所と点検方法)、トラクタの基本的な安全運転、トラクタの傾斜面・傾斜路危険体験、農作業安全、耕うん実習(作業機の着脱、ロータリ耕うん作業)、耕うん実習(プラウ耕起作業)
▽定員=6名
▽申込期限=12月20日
【農業機械実践技術コースⅡ】
▽概要=日頃から農業機械操作を行っている地域リーダーの一般農業者等が、多様な機械の安全操作を実習し、安全な圃場作業を行うために必要な実践的な知識、技術の習得を目標とする。
▽期間=2025年2月12~14日(3日間)
▽内容=乗用型トラクタの仕業点検及び安全操作(系統ごと〔燃料、潤滑、冷却、走行等〕の点検箇所と点検方法、片ブレーキによる急旋回等の事故防止の具体的な対策)、乗用型トラクタの傾斜面・傾斜路危険体験、コンバインの操作と安全確保、刈払機の操作と安全確保(安全な操作方法及び簡易な整備等)、乗用型トラクタ走行の安全確保(乗用型トラクタでの畦越え、不整地走行、傾斜地走行)、高齢者体験、小型作業機械の操作と安全確保(チェンソー、歩行型トラクタ)
▽定員=8名
▽申込期限=2025年1月29日
【農業機械基礎技術コースⅣ(総合)】
▽概要=農業機械の初心者、新規就農者等がトラクタの基本的な安全運転・操作技術、初歩的なメンテナンス方法、農作業安全に対する知識等を習得することを目標とする。
▽期間=2025年2月25~26日(2日間)
▽内容=トラクタの基本的な安全運転実習、トラクタの傾斜面・傾斜路危険体験、歩行型トラクタの操作と安全確保、乗用型トラクタの仕組みとメンテナンスの初歩(乗用型トラクタの簡易な整備方法〔実習体験含む〕、農作業安全のポイント)
▽定員=6名
▽申込期限=2025年2月7日









