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令和6年11月18日発行 第3529号 掲載

アジアモンスーン技術カタログVer3・0を公開/国際農研

 国際農研は13日、みどりの食料システム戦略」に基づく「アジアモンスーン地域の生産力向上と持続性の両立に資する技術カタログ」Ver3・0を公開した。この中で、簡単に暗渠排水を構築する有材補助暗渠機「カットソイラー」や、水稲種子の高温温湯消毒による病害の防除などが新たな技術として盛り込まれた。
 今回、新たにカタログに加わったのは、(1)ハウス冷暖房の排ガス活用により温室効果ガスの排出を削減し施設園芸の生産性を高めるCO2回収・施用装置(産業技術総合研究所)(2)工業分析に基づくバイオ炭を用いた農地土壌炭素貯留量の簡易で正確な推定手法(立命館大学、秋田県立大学)(3)脱炭素に貢献する高糖性高バイオマスソルガムF1新品種「炎龍」(信州大学、名古屋大学)(4)稲・麦ワラなどの農業残渣を埋設資材として用い簡単に暗渠排水を構築する有材補助暗渠機「カットソイラー」(国際農研、農研機構)(5)事前乾燥を取り入れた水稲種子の高温温湯消毒による病害の防除(東京農工大学)(6)熱ショック処理によるイチゴの病害防除(茨城大学)(7)サゴヤシの計画的管理を実現する種子発芽率の飛躍的改善と実生による増殖(名古屋大学)(8)資源評価に必要な漁獲物の全長情報を迅速に収集するスマートフォンアプリケーション・ToroCam(水産研究・教育機構)(9)口蹄疫の早期防疫対策を可能にする現場で活用可能な簡易・迅速診断技術(宮崎大学)―の9技術。
 技術カタログは、アジアモンスーン地域の行政官、研究者、普及担当者、農林漁業者、民間セクターを含む多様な関係者に利用されることを想定している。

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