売上高1286億円、市場回復に手応え/井関農機・2024年12月期第3四半期連結業績

井関農機(株)(冨安司郎社長)は14日、オンラインで記者会見し2024年12月期第3四半期の連結業績(日本基準)を発表した。それによると、売上高は前年同期比43億9800万円減少し、1285億7900万円(前年同期比3・3%減)。損益面では、営業利益は前年同期比5億500万円減少の31億900万円(同14・0%減)、減収・減産等により売上総利益は減少したが、価格改定効果や販管費の減少などで一部カバーした。
損益面の経常利益は前年同期比9億5600万円減少の29億1700万円(同24・7%減)、税金等調整前四半期純利益は前年同期比31億3300万円減少の6億1200万円(同83・6%減)となった。主にプロジェクトZの構造改革に伴う減損損失の計上によるもの。親会社株主に帰属する四半期純損失は5億3000万円(前第3四半期連結累計期間は親会社株主に帰属する四半期純利益20億7900万円)となった。
2024年12月期連結業績予想は、7月18日に公表した「『プロジェクトZ』施策の実施及び損失計上見込み並びに通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」で記載した内容から変更なし、とした。
決算概況は次の通り。 国内売上高は前年同期比28億8800万円減少の836億2700万円(同3・3%減)となった。補修用部品や修理整備等のメンテナンス収入は堅調に推移した。
海外は、前年同期比15億900万円減少の449億5100万円(同3・2%減)となった。北米はコンパクトトラクタが弱含みに推移、アジアはアセアン・韓国で需要軟調となった。一方、欧州は景観整備向け製品と仕入れ商品が堅調に推移。海外売上げ比率は35%。
商品別の売上げ状況は次の通り。
[国内]整地用機械は160億5800万円(同5・8%減)、栽培用機械は51億7500万円(同13・3%減)、収穫調製用機械は111億500万円(同2・5%減)、作業機・補修用部品・修理収入は331億8000万円(同2・5%増)、その他農業関連は181億700万円(同8・3%減)となった。
[海外]整地用機械は291億3100万円(同10・9%減)、栽培用機械は9億4100万円(同41・5%減)収穫調製用機械は5億7300万円(同56・2%減)、作業機・補修用部品・修理収入は53億9400万円(同7・5%増)、その他農業関連は89億1000万円(同53・3%増)となった。
質疑の中で冨安社長は10月以降の手応えについて、「第3四半期、第4四半期で売上げは前年比を上回ってきている。米価の回復によって、販売現場では手応えを感じている。岩手とか鳥取を回ったが、いずれも引きが出てきている。ここ数年コロナ禍でインバウンドの低下、外食の不振、米価の下落が、ここにきて一気に一掃されてきている。私どもではこれを機にしっかりと回復させたい。ここ2~3年農家の購買意欲が減退していたのが、そろそろ買い替えたいな、というお客様の反応が私にもひしひしと伝わってきている」などと語った。









