にいがた夢農業が盛況/新潟クボタ

(株)新潟クボタ(吉田丈夫社長・新潟県新潟市中央区鳥屋野331)は13~14の2日間、新潟県新潟市の新潟市産業振興センターにおいて、「にいがた夢農業2024」を開催した。
今回は「今まさに、農業新時代の創造へ!スマート農業技術活用促進法施行!農業の進化は加速する」をテーマに掲げ、近年話題の乾田直播に関する講演や関連機器を多数展示するとともに、最新の農機や技術を紹介し、来場者からは多くの関心が寄せられた。
会場には新製品のトラクタテラストST25、ブルスターエクストラなどをはじめ、80を超える農機が展示された。また、乾田直播コーナーが設けられ、スリップローラーシーダ、V溝播種機など、圃場の準備から防除に用いる機械まで、乾田直播機械一貫体系の提案を行った。
講習会会場では▽「水稲の乾田直播栽培に挑戦!県内先駆的農業者のリレートーク」:進行(株)クボタ技術顧問・渡辺広治氏▽新潟県産農林水産物の輸出拡大に向けた取り組みについて:新潟県農林水産部食品・流通課長・住中卓史氏―などの他、スマート農業に関する新情報を中心に、2日間で6講演が実施された。特に昨年新潟県農業にとって厳しい状況だっただけに、乾田直播の講習会には大勢の農家が集まり、熱心に耳を傾けた。
吉田社長は「乾田直播の講演には多くの人が参加し、関心の高さが伺えた」と、今回テーマとしてきた乾田直播の提案に手応えを感じていた。規模拡大と共に低コスト化、効率化を求める農家が増えてきたこと、また昨年新潟農業にとって厳しい年だったことが影響し、米の作期や品種を分散することで異常気象に対応し、リスクを分散しようとする農家が増えているとみている。このような事態に同社として何ができるかを考える中で、社員の技術力、知識の向上が重要になってくるとした。そのために吉田社長は、先ごろ同社が村上市にオープンしたNKファーム村上の役割に期待を寄せる。
「NKファームを設立した目的は3つある。実演・研修・情報発信。これらの目的を達成することで、様々な情報やサービスを顧客に自信を持って提案できる。NKファームを活用し、社員の経験値を増やしていきたい」と、セールス強化につなげていくとした。
五泉市から訪れた米農家の60代の男性は「これから管理圃場が増える見込みのため、新しい機械や技術を導入しなくてはならない」と、今後の体制づくりのために情報収集をしに来たという。
また長岡市の40代の男性は「乾田直播に興味があり、講習会を聞きに来た。非常に参考になった」と語った。
今年は米価の高騰で収入が増えているが、農家の人たちには昨年の作付不良のイメージが残っているようで、会場には新しい農機や技術などの情報を熱心に集める人の姿が目立った。









