日農工機種別部会長の令和6,7年需要見通し(乾燥機部会)/特集 米関連機器のニーズを掘り起こす

【乾燥機部会(金子常雄部会長)】
1―9月の循環型乾燥機の出荷実績を部会統計でみてみますと、出荷台数で6835台、対前年比85・4%で推移しています。
乾燥方式別では、主流は、依然として遠赤外線タイプであり、特に25石以上の中・大型クラスでその傾向が顕著です。14石未満の小型クラスでは、価格面で熱風タイプが選ばれています。30石未満では価格改定の影響により熱風タイプへの移行がみられますが、大規模農家以外の需要が主体であり、離農の影響で熱風タイプの需要は減少傾向にあります。
本年の動向ですが、昨年の米の品質低下による生産者の収入減により、更新需要が減少し、前半は厳しい状況が続いていましたが、後半は、米価高騰で大規模農家の設備投資意欲は上向いています。一方で、兼業農家や小規模農家は生産資材の高騰や後継者不足で購買意欲が低下しています。補助金の影響で需要が一時的に伸びましたが、価格改定の前倒しの影響もあり低迷しています。 以上を踏まえて本年の需要見通しは、対前年比91%といたしました。
来年の需要見通しですが、米価の高騰が持続して、農家の購買意欲が高まることに期待しております。大規模農家への農地集約が加速し、汎用乾燥機のニーズが増加する中、年間の稼働時間が延びることで耐久性の重要性が増しています。さらに、所得の増加に伴い優遇税制の活用やライスセンター関連の相談が増加しています。一方で、兼業農家や個人農家の小型クラスの需要は減少するとみております。
以上のような状況から、来年の需要見通しは対前年比98%と見込んでおります。
昨年の部会予測と実績の差異について報告します。
令和5年の部会予測を96%としましたが、実績は97・2%となりました。部品の調達はある程度落ち着き、生産遅延の解消と価格改定の前倒し、一部地域での補助金により、予想を若干上回る結果となりました。









