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令和6年11月11日発行 第3528号 掲載

網走テストセンター、環境省の認定受ける/デンソー

 (株)デンソー(林新之助社長・愛知県刈谷市昭和町1の1)と(株)デンソー網走テストセンター(北海道網走市)は、「デンソー網走テストセンター」が、環境省の「自然共生サイト」に認定されたことを発表した。
 「自然共生サイト」とは、民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られていると環境省が認定する区域のこと。2030年までに陸域と海域の30%以上を健全な生態系として保全する行動目標「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」を達成するため、環境省によって2023年度から取り組みが開始された。
 今回「自然共生サイト」に認定された「デンソー網走テストセンター」は、今後OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)の国際データベースに登録され、「30by30目標」の達成に貢献していく。
 「デンソー網走テストセンター」は、周辺を森林に囲まれた環境で、高速周回路や地形・気候を活かしたカントリー路、人工氷盤路などを備えており、新製品の実車評価などを行っている。550ヘクタールの広大な敷地は半分以上が森林で、そのうちの8割以上はカラマツの人工林となっている。同センターは、開発時から網走森林組合と共に、広葉樹を主体とした針広混交林化・天然性林化を目指して生物多様性を高める活動を行ってきた。
 敷地内には、環境省や北海道のレッドリストに記載されているクリンソウ(植物)、ベニバナヤマシャクヤク(植物)、クマゲラ(鳥類)が観察されており、自然と人との共生が確保された場となっている。デンソー網走テストセンターは、これらの希少な動植物種の生息が確認されている場所を保護し、この広大な森林の生態系の重要度を地域と共に把握、年4回の定期的なモニタリングを実施することで保全に努めている。さらに、網走市内の小学校に対し、環境教育の場となるデンソー緑のプロジェクトを敷地内で実施しており、若い世代に生物多様性の保全活動の重要性を伝える取り組みも行っている。
 同社は「30by30」目標達成のため発足された、企業・自治体・NPOによる有志連合である「生物多様性のための30by30アライアンス」に参画しており、これからも地域と連携し、自然と共生しながら事業活動を行っていく。

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