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令和6年11月4日発行 第3527号 掲載

日農工地方大会・作業機部会長報告から/土づくり関連機器特集

 日農工地方大会(松本市)での作業機部会長(久松朋水部会長)の報告は次の通り。
 当部会では主要5機種について四半期ごとの統計調査を実施しています。この5機種の1~9月分の出荷台数をみると、全体の対前年比は96・6%で推移しております。
 機種別では、ロータリは90・7%、駆動型水田ハローは89・5%、畦ぬり機は90・3%、ブロードキャスタは93・5%、雑草・草刈機は120・3%で推移しております。
 本年の市場動向ですが、水田関連機械では、7月以降のインバウンドや米価高騰により、農家の購買意欲が向上し、需要が増加しており、今後に期待しております。しかし、小型クラスの需要は、地震や豪雨の影響、生産資材費の高騰が購買意欲を低下させ、減少傾向でございます。
 畑作関連機械では、3月まで不調でしたが、4月以降は持ち直しております。しかし、中・小型クラスは全体的に減少しており、購買意欲は水田関連と比べて低迷しています。
 依然として、省力化を求める声や特に化成肥料の高騰により、有機肥料へ移行傾向であり、有機肥料散布機、化成・有機の混合肥料を散布できる製品の需要が増加しております。
 畜産・飼料用関連機械では、畜産クラスター関連事業では採択が長期化しており、申請を取りやめ、設備導入を断念するケースが増えております。さらに、エネルギーや飼料価格の高止まりの影響で投資意欲が低迷しており、需要は減少しております。
 飼料専用収穫機は需要が増加していますが、子牛の取引価格の下落により新規購入や更新は控えられており、今後も厳しい状況が続くとみております。
 作業機全体としましては大規模農家向けの大型クラスは堅調に推移しておりますが、農家の減少に伴い、小型クラスの需要は減少傾向、既存製品の更新需要は生産資材の高騰などにより、部品購入に留まっています。一方、米価高騰による需要の増加は、農家に還元されるまで時間がかかると見込んでいます。以上のことから、本年の需要見通しは対前年比94%としました。
 次に、来年の需要見通しですが、小規模農家の高齢化や離農、生産資材の高止まりの影響などにより中・小型クラスの需要は減少傾向が続き、大規模農家向けの大型作業機のニーズが高まるとみております。本年に続き、畜産・酪農関連は、子牛が価格安の傾向であるため、厳しい状況が続くとみておりますが、一方で米価高騰による水田向け商品の需要増加に期待しております。
 以上のことから、来年の需要見通しは対前年比101%といたしました。
 昨年の部会予測と実績の差異について報告いたします。令和5年の需要見通しを93%としましたが、実績は87・2%となりました。米価は微増したものの、1等米の比率が下がり、生産資材の高騰により機械更新が遅れました。さらに、畜産農家の減少や中古機械の流入により、予想を下回る結果となりました。

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