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令和6年11月4日発行 第3527号 掲載

メダルを含め好成績/WLCの報告書をみる

 既報の通り、日本伐木チャンピオンシップ(JLC)を主催する同実行委員会(JForest全国森林組合連合会内)は先ごろ、9月にオーストリアの首都・ウイーンで行われた第35回世界伐木チャンピオンシップの報告書をまとめた。日本代表を選考するJLCで好成績を残したプロフェッショナル3名、U―24のジュニアとウーマンの各1名の計5名が参加した大会の模様を出場選手の成績と写真をふんだんに使って紹介しており、健闘ぶりを称えている。
 オーストリアの首都・ウイーンで開かれた今回の世界伐木チャンピオンシップ(WLC)には、日本を含む計21の国が参加。参加選手の内訳は、プロフェッショナルの部67名、24歳以下のジュニアの部20名、ウーマンの部15名となっており、今回も前回の優勝者はシード選手として出場した。
 日本代表チームは、プロフェッショナルの部が高山亮介氏((有)矢守産業)、横山大蔵氏(下仁田森林組合)、杉本和也氏(岐阜県立森林文化アカデミー)、ジュニアが山岡空氏((有)矢守産業)、ウーマンの部が武藤唯氏((株)秋山林業)の5名。チームリーダーとして青森県森連の秋田貢氏とテクニカルリーダーとして全森連の石原雅樹氏が帯同した。
 大会は9月19日の開会式に続いて、20日に男子選手は伐倒の1競技、女子選手はソーチェン着脱、丸太合わせ輪切り、接地丸太輪切りの3競技、翌21日には男子選手は、ソーチェン着脱、丸太合わせ輪切り、接地丸太輪切りの3競技、女子選手は伐倒競技にそれぞれ臨んだ。そして最終日となる22日には、リレー競技、枝払い競技に続いて閉会式、表彰式がそれぞれ行われた。
 今回の報告書は、日本代表チームを派遣する立場である日本伐木チャンピオンシップ実行委員会が作成した。3クラスの競技結果を、個人総合、5種目(伐倒、ソーチェン着脱、丸太合わせ輪切り、接地丸太輪切り、枝払い)別に結果をまとめるとともに、チーム総合順位やチームリレーの順位を紹介している。
 特に今大会で特筆されるのは、ウーマンの部で初出場となる武藤唯選手が種目別である接地丸太輪切りと枝払いの2競技で2位と、2つのメダルを獲得。総合成績でも第3位で表彰台にのぼるなど、目覚ましい活躍をしたこと。21日の表彰式では、在オーストリア日本国大使館の水内大使よりメダルが授与された。
 各選手の総合得点は、プロフェッショナルクラスに出場した杉本和也選手が総合得点1638点と日本選手でトップ。総合6位でメダルまであと15点と大健闘。個人としても6月のJLCはもちろんこれまでの最高得点を更新した。1638点という得点は、プロフェッショナルクラスでの日本人最高得点となる。
 高山氏は1615点の総合11位、横山氏は1314点と留まったが、高山氏は、接地丸太輪切り競技において239点を獲得、WLCにおける日本新記録を達成。横山氏もソーチェン着脱競技で第4位となるなど、日頃磨いた実力を随所で発揮した。日本選手として総合での初のメダルを獲得した武藤選手は1542点、山岡選手は1475点であった。
 次回の第36回WLCは2023年3月にスロベニアにて開催予定。

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