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令和6年11月4日発行 第3527号 掲載

高温で発生する椎茸株選抜できるDNAマーカー開発/森林総合研究所

 森林総合研究所(浅野透所長)は10月24日、公益財団法人岩手生物工学研究センター、大分県農林水産研究指導センター、(株)北研、東京科学大学、九州大学の研究グループともに、高温で発生するシイタケ菌株を選抜できるDNAマーカーを開発したと発表した。
 開発したのは、シイタケの発生温度を決定する遺伝子を特定し、高温で発生する菌株を判別できるDNAマーカー。シイタケは、空調施設内での菌床栽培や屋外での原木栽培によって生産。現在、栽培されている品種の多くは通常10~22度Cで発生。近年の温暖化の影響を受けた発生不良などに対応できる品種の作出が期待されている。
 このため同研究では、シイタケの発生温度を決める遺伝子をQTL解析によって特定し、高温で発生する菌株を判別するDNAマーカーの開発を目指した。開発したマーカーでは、選抜したシイタケが実際に高温条件下で発生することを実証した。この手法を使えば、従来の方法で選抜する場合と比べて作業時間が75%削減できる。
 森林総研では、このマーカーを利用することにより、高温で発生可能なシイタケ株の選抜の効率化や新品種の作出促進などに活用し、シイタケ産業の発展に期待できるとしている。

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