創立50周年を祝う/全国素材生産業協同組合連合会が記念式典

全国の素材生産業者の集まりである全国素材生産業協同組合連合会(全素協・日高勝三郎会長)は10月24日、都内飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで創立50周年記念式典を開催し、これまでの歩みを振り返るとともに、この先、林業の素材生産現場を支える役割、立場を共有し、さらなる発展を誓った。式典の冒頭挨拶に立った日高会長は、来賓、出席者に丁重なお礼を述べた後、様々な課題に直面している中で、この式典を機にお互い切磋琢磨しながら技術の向上、労働安全の確保と安定した経営を実現し、社会的に信頼される存在になることを目指していく、とこれからの展開に決意を示した。
全国素材生産業協同組合連合会(全素協)は、前身となる全国素材生産業連絡会議の活動を経て、昭和49年12月に発足した。北海道、青森、秋田、福島、群馬、高知、鹿児島の7道県の会員団体が参画し、全国組織の事業協同組合連合会として活動を開始、今年で創立50周年という節目を迎えた。
今回の式典には、会員をはじめ、来賓として林野庁から長官ほか幹部、林業関係団体、関連企業が参集。50年を機に新たなスタートを切る全素協のこれからの展開、躍進に期待を寄せた。
式典では最初に日高会長が登壇し挨拶。参列者に丁重な謝辞を述べたのに続いて、この50年間の歴史、森林・林業を取り巻く環境の変化、高性能林業機械化など生産現場の変わりようを示した上で、「特に環境を作る基盤である森林を生業とする素材生産業にあっては環境というキーワードを意識しないわけにはいかない」とし、「時代の変化を見極め、従来の枠組にとらわれず前向きに対応していく必要がある」と語った。
特に業界の課題の1つとして「労働災害への対応」をあげ、労働災害を撲滅し、安全な職場づくりを目指すと意欲を示し、「安全作業のための新しい技術や革新的機械の導入、技能の向上などの取り組みを深める必要がある」と述べるとともに、その使命を全素協が果たすためには体制強化を考える時期だとし、変わらぬ指導、支援を要請し、挨拶を結んだ。
この後、来賓を代表した青山豊久・林野庁長官と島田泰助・日本林業協会会長がそれぞれの立場からお祝いの言葉を寄せた。青山長官は、林業・木材産業の持続的な発展の牽引役として更なる取り組みに大いに期待しているとし、特に「安全で働きやすい現場作りに取り組み、範を示していただきたい」と激励した。
島田会長は、循環利用のサイクルの始まりとなる「伐る」部分を主に担う素材生産事業体に期待される役割、重要度は増しているとし、「この晴れの日を契機に前進を」と期待を寄せた。
この後、感謝状等贈呈、林材ライターの赤堀楠雄氏による記念講演「答えは山にある~誇れる森林国に~」が行われた。









