収穫機部会の令和6、7年度需要見通し/日農工地方大会から

【収穫機部会(小野寺誠部会長)】
コンバインは、9月までの実販ベースで約7900台、対前年比99%、バインダは、出荷ベースで約440台、対前年比106%で推移しております。
これらの要因については次のように分析しました。(1)令和6年産米の米価が上昇したことから、これからの購買意欲の向上に期待が持てます(2)本年1月から受注が開始された全農共同購入機や低価格機の新商品投入により、4条クラスは好調に推移しています(3)大型クラスは、スマート農機への関心の高まりや農地集約により、堅調に推移しています(4)2条、3条の小型クラスは、小規模農家の離農、作業委託により前年を大きく下回っております(5)普通型コンバインは、米から飼料用米や麦・大豆への転換を促す農業政策により、堅調に推移しております。 以上のような状況から、今年の需要見通しは、実販台数ベースで対前年比100%と予測いたしました。
来年の需要見通しですが、(1)米価上昇に伴う、担い手層の投資意欲の向上に期待しておりますが、一方、農業資材費の高止まりや度重なる価格改定の実施により、市場全体の投資意欲の低迷を懸念しております(2)引き続き、4条クラスは、全農共同購入機や低価格機投入等の要因により、好調に推移すると見込んでおりますし、大型クラスは、スマート農機への関心の高まりにより、需要は堅調に推移すると見込んでおります(3)一方で、2条、3条の小型クラスは、離農、作業委託により市場の縮小は継続されるものと見込んでおります。
以上のことから、来年の需要見通しは、実販台数ベースで対前年比95%と予測いたしました。
バインダの需要見通しについてご報告いたします。
昨年大きく落ち込んだ反動により、本年はプラスで推移していますが、小規模農家の離農、作業委託による市場の減少は、今後も続くと見込んでおります。
以上のことから、今年の需要見通しは、出荷台数ベースで対前年比99%、来年の需要見通しは、対前年比86%と予測いたしました。
令和5年の部会予測と実績の差異について報告いたします。
コンバインは、部会予測96%に対し、実販実績は88・9%という結果でした。資材費高騰に加え、価格改定の影響が想定よりも大きく、秋需要の販売が想定より厳しかったことが予測値を下回った要因であると分析しました。
バインダは、部会予測82%に対し、出荷実績は69・9%という結果でした。離農や高齢化等の減少要因が想定よりも進んでいることが、予測値を下回った要因であると分析しました。









