田植機部会の令和6、7年度需要見通し/日農工地方大会から

【田植機部会(石本徳秋部会長)】
直近の動向ですが、9月までは実販統計で約1万台、対前年比83%で推移しております。
このような中、本年の需要見通しですが、(1)肥料、農薬等の資材費の高止まりや価格改定等の要因により、稲作農家の投資意欲は低下しています(2)特に、8条以上のクラスについては、堅調に推移することを見込んでおりましたが、前年を下回って推移しています(3)また、4条、5条クラスも、個人農家の高齢化、後継者不足による離農等の要因により、大きく落ち込んでいます(4)一方、米の在庫がひっ迫したことによる米価上昇に伴い、今後の購買意欲向上に期待が持てます。
以上のような状況から、今年の需要見通しは、実販台数ベースで、対前年比87%といたしました。
次に、来年の需要見通しですが、(1)スマート農機への関心の高まりにより、直進維持機能や可変施肥機能を搭載した田植機、ロボット田植機の導入が進んでいくと見込んでおりますし、みどりの食料システム戦略による環境負荷低減に対応した田植機への関心の高まりにも期待が持てます(2)また、引き続き、米価上昇による稲作農家の投資意欲向上にも期待しています(3)しかしながら、肥料、農薬等の資材費の高止まり等による出荷の減少は、しばらく続くと見込んでおります(4)特に、4条、5条クラスは、離農等の要因も重なり、減少傾向が続くと見込んでおります。
以上のような状況から、来年の需要見通しは、実販台数ベースで、対前年比97%といたしました。
令和5年の部会予測と実績との差異について報告いたします。部会予測では、88%を見込みましたが、実績は82・4%でした。
資材費の高止まりや価格改定、離農等による小型クラス市場の落ち込みが想定よりも大きかったことが、見通しを下回った要因であると分析いたしました。









