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令和6年11月4日発行 第3527号 掲載

令和6、7年需要見通し/日農工が地方大会開催

 一般社団法人日本農業機械工業会(増田長盛会長)は10月29日、長野県松本市のホテルブエナビスタで、地方大会(臨時総会、第173回理事会)を開き、令和6年及び7年の需要見通しなどを了承した。それによると、令和6年の見通しは、コンバインが前年比100%をキープするほか、精米機100%、コイン精米機104%、国際委員会100%。その他の機種は前年割れの見通し。7年の見通しは防除機、刈払機、作業機が101%、コイン精米機が100%などとなっている。機種別部会長の報告では、来年の需要について、米価の上昇による担い手の投資意欲の向上に期待する予測が示された。増田会長は開会あいさつで、「引き続き農機市場を取り巻く環境を注視し、好機を見逃さないよう取り組んでいただきたい」と呼び掛けた。
 増田会長は、冒頭のあいさつで、「農機業界の状況を日農工統計から見ると、本年1月から9月までの累計生産・出荷実績は、生産額が2777億円と前年同期比85%、出荷額が3025億円、同91%と、前年を下回る実績で推移している」とし、「米価の上昇等による担い手層での購買意欲の向上などから大型機械の需要が堅調となっている一方で、高齢化による離農の加速等により小型機械の需要が減少していることなどから、国内向けの出荷額は、1768億円で同89%と減少している」と状況を説明した。
 一方で「今後も、原材料調達の遅れや原材料価格の高騰、異常気象の常態化など、農機市場を取り巻く環境は厳しいものが予想されますが、一方で担い手農家を中心としたスマート農業への取り組みの増加、みどりの食料システム戦略に基づく環境負荷低減に寄与する農業機械への関心の高まりなどの好条件も見込まれている」と、今後の農機市場への期待感も示し、「会員各社におかれては、引き続き農機市場を取り巻く環境を注視し、好機を見逃さないよう取り組んでいただきたい」と要請した。
 来賓として、経済産業省製造産業局の須賀千鶴産業機械課長、農林水産省農産局技術普及課の宮本英尚課長補佐が祝辞とともに、各省の政策動向と情勢報告を行った。
 機種別部会長からの需要見通しの報告では、令和6年の見通しは、トラクタ85%、管理機91%、田植機87%、コンバイン100%、7年見通しはトラクタ99%、管理機94%、田植機97%、コンバイン95%などの需要予測が報告された。
 理事の交代については、川島昭光氏((株)タイガーカワシマ会長)に代わり川島廣大氏((株)タイガーカワシマ社長)、高田大輔氏(ニューデルタ工業(株)社長)に代わり内山剛治氏((株)丸山製作所社長)が選任され、川島廣大氏は調製・米選機部会長、内山剛治氏は青年経営者会会長に就任した。村田雅弘氏((株)アテックス社長)は、カッター部会休止のため、理事を退任した。
 総会終了後に行われた懇親会では、弦楽四重奏、コーラスグループの演奏や、松本蟻ケ崎高校書道部による書道パフォーマンスが披露され、会場を盛り上げた。書道パフォーマンスでは、「試耕錯誤」の文字が描かれ、日本農業と、それを支える農機業界にエールが贈られた。

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