「さなえ倶楽部」発足/井関農機

井関農機(株)(冨安司郎社長・東京都荒川区西日暮里5の3の14)は10月11日、東京本社事務所で農林水産省「農業女子プロジェクト」個別企業活動における同社グループ初の女性推進チーム「ISEKI Agrinno Ladies さなえ倶楽部」発足に関する記者会見を開いた。さなえ倶楽部は「夢ある農業女子応援Project」のさらなる充実・活性化による女性農業者へのソリューション活動の強化と女性活躍の促進が目的で、女性推進チームの取り組みがグループ内女性従業員の活躍促進にもつながるとの期待もある。
同社は農林水産省の「農業女子プロジェクト」に2013年の発足時から参画しており、個別企業活動として「夢ある農業女子応援Project」を実施してきた。
チーム名のAgrinno(アグリノ)は「Agri(農業)」と「Innovation(イノベーション)」を組み合わせた造語。同社のマスコットキャラクター「さなえ」と、農業を楽しむ場所や機会を提供していきたいという思いを「倶楽部」の表現に込めた。
今後は、同社グループが有する農業機械の使用技術や幅広い知識を活用し、▽女性農業者の農業経営をサポートする活動の展開▽女性農業者が直面する課題・ニーズ調査を踏まえたソリューション活動―などに力を入れていく。
会見では、同社取締役常務執行役員の深見雅之氏と農林水産省経営局就農・女性課長の尾室幸子氏があいさつし、また、12人のプロジェクトメンバーがそれぞれ決意を述べた。
【深見氏のコメント】
女性従業員のアイデアを反映させた農機は、高齢者や非農家など様々な人に安全で使いやすい製品として高い評価をいただいている。男女の性差を考慮することで新しい革新を生み出す「ジェンダード・イノベーション」の取り組みとしても再注目されている。
農業女子プロジェクトの活動を推進し、変革を起こすチャレンジ精神にあふれた人材を育てていきたい。今回のメンバーは自ら手をあげてくれた人たち。女性推進チームとして企画から運営全般まで、積極的に取り組んでくれることを期待している。
【尾室氏のコメント】
農業女子の声を取り入れた誰もが使いやすい農機の開発は大変画期的な取り組みだ。女性農業者は農機の取り扱いに不安を抱えているだけでなく、農業経営や地域生活で様々な困難や生きづらさを感じている。いままでは仕方がないことだと諦めていたことも、声をあげることで改善につながるという大きな成功体験になったはずだ。
今年6月に世界経済フォーラムが発表したジェンダー・ギャップ指数は日本は146カ国中118位。特に女性の政治経済への参画が低い。意欲あるメンバーが集まった井関農機の推進チームの活動は農業に限らず、企業全体における女性の活躍推進に大きく寄与することだろう。









