新制度・秋田アグリフロンティア育成研修/秋田県農機ショー特集

今年度より発足した「秋田アグリフロンティア育成研修」。平成3年度に「農業後継者技術習得研修」としてスタートし615名の研修生を輩出してきた。近年、非農家出身者の新規参入者の割合も高くなり、求められる農業者像の変化から、研修体系を見直した。同研修の概要や役割、特徴等について秋田県農業研修センター企画・研修チームの工藤英明チームリーダーに聞いた。
研修内容は、主に(1)事業計画(2)農業技術(3)経営・財務(4)流通・販売(5)ネットワーク構築の5つ。これまでと大きく違うのは、農業技術以外を大きく充実させた点だ。工藤氏は「今の時代、農家は経営者。事業計画を立案し、年ごとに計画修正していく力が必要になる。そのため、農業技術に加えて、数字の分析判断能力、農協販売を含めた販売力、人的ネットワーク構築方法などを身につけていけるような内容に組み替えた」と説明する。 就農後のビジョンを作成するための充実した講義内容や県内各地にいる研修生がオンラインでも座学を受けられる体制、希望者は就農予定地域の農業者のもとでの研修選択ができる点なども魅力だ。
研修コースは2つ。各地の試験場等に専攻が設けられた「試験場コース」は、学ぶことのできる作物がある程度限定されているものの、水稲・大豆から、野菜、花き、果樹、畜産と幅広い。もう1つは「先進農家コース」。「このコースの研修生には就農予定地にいる先進農家のもとで2年間実習を受けてもらい、師匠となる農家に指導してもらう」と工藤氏。2年間で地域の担い手として適切かどうかを師匠が見極める。研修生にとっては篤農家から教わりながら、地域に根を下ろす糸口になり、地域の農家にとっては、その土地をともに守っていく仲間の育成になる。
各講義の講師には県内の様々な方面から協力を仰ぎ、就農した際に必ず付き合っていく面々が力を貸す。販路の面については、首都圏のバイヤーを招聘した。「秋田は首都圏向けの農産物が多いため、首都圏の消費者に目を向ける必要がある。そのため、首都圏の市場を良く知るバイヤーの方々から直接学ぶ場も用意している」と工藤氏。
同研修の詳細は、秋田就農ナビ(https://akita-agri-navi.com/)で。









