福井で森林セミナー/コベルコ建機日本

コベルコ建機日本(株)(荒木治郎社長・千葉県市川市二俣新町17)は20日、福井県福井市のホテルフジタ福井で「2024コベルコ・森林セミナー」を開催した。同セミナーには、取引先の林業関係者が集まり、福井県勝山市のスキージャム勝山で開かれた「2024森林・林業・環境機械展示実演会」に出展した同社並びに関連企業による新製品や機械開発の取り組みなどのアピールに熱心に耳を傾けた。
「2024コベルコ・森林セミナー」は、最初に荒木社長が挨拶に立ち、「地球温暖化防止のためのCO2削減や治水と国土保全の観点から、林業業界に寄せられる期待や社会的役割は日増しに高まっている」と述べた上で、「生産性向上には高性能林業機械の導入を推進すること、労働力確保のためには緑の雇用事業による新規就業者の確保・育成が必要不可欠。弊社も商品、サービス、ソリューションの提供を通じて林業の省力化・効率化、新たな人材の確保など活力のある林業の展開に貢献していきたい」と意気込みを示し、セミナーの成果に期待を寄せた。
その後、同社の林業専用機や現場で働く人の声を収録した動画を流し、通常型ショベルの特性を活かしたSK130やスムーズな架線集材を実現するSK135SRスイングヤーダ仕様機などを紹介した。
次にイワフジ工業(株)、(株)南星機械、松本システムエンジニアリング(株)、(株)諸岡の4社の代表者がスライドを示しながら新製品や今後の取り組みについて伝えた。イワフジ工業は参考出展のフェラーバケットグラップルとハイブリッドフォワーダをPR。1人作業の自動集材・造材マルチワークシステムは今年度、▽自動引き込みシステム▽自動荷掛けシステム▽自動横取りシステム―の開発に取り組んでおり、さらなる省力化・労働負荷の軽減を目指している。
南星機械は1948年の創業からの歴史などを説明し、木材用グラップル、バンブージャー、プロセッサ・ハーベスタ、地引ウインチ、スイングヤーダといった自社の豊富な製品ラインアップをアピールした。
松本システムエンジニアリングはラジコン式伐倒作業車「シン・ラプトルⅡ」を紹介。松本良三社長は「林業の人災をなくし、1台でどれだけ作業できるかを重視した」と述べ、会場の業界関係者に「自分の会社の機械に責任感と自信を持って、お客様に薦めてほしい」とエールを送った。
諸岡は、森林の新しい価値としての木質バイオマスエネルギー活用の取り組みについて解説。バイオマス対応型フォワーダや木材破砕機などの環境機械を通して、森林バイオマスの利用促進に貢献していくことを強調した。
各社の製品紹介の後、秋草学園短期大学長で淑徳大学名誉教授の北野大氏が記念講演した。









